マンC圧勝、マンU惨敗…ダービーマッチで明暗 ユナイテッドOB「両者の差があまりにも大きい」と失望
注目のマンチェスター・ダービーで思わぬ大差、ファーディナンド氏が意気消沈
イングランド・プレミアリーグの第9節が現地時間10月2日に各地で行われ、エティハド・スタジアムでは王者マンチェスター・シティがマンチェスター・ユナイテッドのダービーマッチで6-3と圧勝した。ユナイテッドのOBである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も両者の間にある差があまりにも大きいと認めざるを得なかった。
試合は開始8分のフォーデンの先制ゴールを皮切りに、2連覇中の王者シティが前半だけで4得点を奪う一方的な展開となった。MFケビン・デ・ブライネの2アシストから2得点を決めたハーランドはフォーデンの2点目のゴールもアシストした。
さらに4-1で迎えた後半19分には左サイドのDFセルヒオ・ゴメスの折り返しからハーランドがダメ押しのゴール。同28分には再びハーランドのお膳立てからフォーデンがネットを揺らした。ハーランドは早くも今季3度、フォーデンは初のハットトリックを決めた。
終盤に途中出場のFWアントニー・マルシャルが2得点を決めたものの、大量リードを守りきってシティが圧勝。2位シティが勝点20まで伸ばしたのに対し、6位ユナイテッドは同12。第8節終了時点ですでに8ポイントの差が開いた。
4-0のハーフタイムの時点で一部のユナイテッドファンが帰宅する姿も確認されなど、エリック・テン・ハフ監督率いるチームにとっては残酷な現実を突き付けられる試合に。クラブOBの元イングランド代表DFファーディナンド氏も自身のツイッターで「ユナイテッドとシティの間にある溝は私がキックオフ前に考えていたものよりはるかに大きいようだ」と投稿。すっかり意気消沈してしまっていた。
2002年から2014年まで“赤い悪魔”の一員としてプレーしたファーディナンド氏は在籍12年の間にプレミアリーグ6度の優勝を経験している。まさに黄金期とも呼べる時代を肌で知るだけに、ライバルとの立場が入れ替わった現状に打ちひしがれているようだ。