J2リーグ終盤戦、新潟&横浜FCがJ1復帰間近 J3降格チームも決定目前…プレーオフ圏内“ラスト1枠”は熾烈な争い
他会場の結果で昇格が決まる可能性があった新潟、今節のJ1復帰はお預けに
J2リーグは10月1日と2日に各地で第39節の試合が行われ、アルビレックス新潟の昇格決定はならなかったものの横浜FCとの2チームが自動昇格に大きく近づいた。そして、残留争いではザスパクサツ群馬が大きな勝利を手にした。
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新潟は勝利した場合に他会場の結果で昇格が決まる可能性があったが、モンテディオ山形と1-1で引き分けて勝ち点78とした。また、2位の横浜FCは最下位のFC琉球に1-0で勝利し勝ち点77に伸ばしている。
そして、3位のファジアーノ岡山はツエーゲン金沢に敗れて勝ち点69に。上位3チームはいずれも残り3試合のため、岡山と勝ち点9差の新潟と勝ち点8差の横浜FCは自動昇格に大きく近づいたと言える。敗れた岡山は7位の山形が残り4試合で勝ち点56のため、残り試合で7位以下に転落する可能性がなくなりJ1参入プレーオフ圏内でリーグ戦を終えることは決定した。
プレーオフ圏内では4位のロアッソ熊本がブラウブリッツ秋田に、6位のベガルタ仙台が東京ヴェルディにそれぞれ敗れて勝ち点64と勝ち点59で足踏み。その間に5位の大分トリニータがV・ファーレン長崎に勝利して勝ち点を63に伸ばした。
山形が10月5日に延期されている大宮アルディージャ戦に勝利すれば仙台と勝ち点が並ぶが、得失点差は山形が上回っているため順位を逆転する可能性がある。大分と仙台の間が勝ち点4差だけに、この両チームに残り3試合ながら勝ち点56の徳島ヴォルティスを加えた3チームがプレーオフ圏内のラスト1枠を争いそうだ。
一方の残留争いでは、群馬が大宮を相手にセットプレーから決勝ゴールを奪い1-0の勝利を収めた。これで勝ち点39に伸ばした群馬が勝ち点38の大宮をかわして19位に浮上し、大宮は残留圏内のボーダーラインになる20位に後退した。
21位のいわてグルージャ盛岡は敵地でレノファ山口と2-2で引き分けて勝ち点34として、残り3試合で大宮と4ポイント差。こちらも、延期されている大宮と山形の試合結果による影響が大きくなりそうだ。そして、FC琉球は残り3試合で勝ち点31のため、次節の結果次第ではJ3への降格が決まる可能性がある。
次節の前に開催される大宮と山形の一戦はプレーオフ圏内のチーム、残留争いのチームが動向を注視するはず。そして、週末には2チーム揃ってのJ1昇格決定や、無念のJ3降格が決まる可能性がある注目の2日間を迎える。