南野拓実、新天地での“葛藤”に英紙言及 「リバプールで失敗し、モナコでも苦しみ混乱を引き起こす」
モナコのミッチェルSDは「再びリラックスしてプレーできるように助けたい」と言及
今夏の移籍市場でイングランド1部リバプールから、フランス1部モナコへ移籍した日本代表MF南野拓実は、大きな期待とともに新天地に迎えられた。しかし、ここまで公式戦8試合に出場して1得点にとどまり、苦戦が続いている。英紙「デイリー・ミラー」は、「リバプールで失敗したタクミ・ミナミノは、モナコでも苦しみ混乱を引き起こす」と、見出しを立てて現状を報じた。
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南野は今夏に1700万ポンド(約27億円)の移籍金をリバプールに残し、フランスへ渡った。リバプールではカップ戦要員だったものの、重要なゴールを決めて2つの国内カップ戦のタイトル獲得に貢献。記事では南野に対して「複数のプレミアリーグクラブが関心を示していたものの、新たな冒険を求めてモナコへ移籍していった」と報じている。
モナコのスポーツ・ダイレクターであるポール・ミッチェル氏は、「チームに溶け込むのに最も苦労しているのは、タクミ・ミナミノだ。辛抱強くならないといけない。レンス戦でのゴールがより多くのゴールにつながることを期待している」と、コメントした。
南野の不振については、クラブ内でも原因が分かっていないようだ。ミッチェル氏は「矛盾しているような感じだ。なぜなら新加入選手の中で、彼は最年長だからだ。もう少し戦術的要求やリーグ・アンのフィジカルの強さ、私たちのプレースタイルに適応するための時間が必要かもしれない。フィジカル的にも、メンタル的にも、適応が必要だ。リズムもね。私たちは彼がいい選手だと分かっている。(オーストリア1部)ザルツブルク時代にも見せていたし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも豊富な経験を持っている。リバプールでは重要なゴールを決め、ユルゲン・クロップ監督も、いつも彼について高く評価している」と、語った。
そして、「私たちは、彼が再びリラックスしてプレーできるように助けたいと思っている。27歳であり、キャリアのピークに近づいている。彼の能力には疑いがないんだ」と、南野への期待が変わっていないことを強調した。
9月に行われた日本代表のドイツ遠征では、リバプールとモナコの試合に向けた準備に大きな違いがあったことを不振の要因に挙げていた南野。モナコでの勝手も理解し、ここから本領発揮といきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)