エース清水が2ゴール! フットサル日本代表、ベトナムを破ってD組首位通過を決める
エースの清水和也が2ゴールの活躍で日本をグループ首位に浮上させる
AFCフットサルアジアカップ(アジア杯)クウェート2022に出場しているフットサル日本代表は10月2日、1次ラウンド最終節でフットサルベトナム代表と対戦した。
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2016年のFIFAフットサル・ワールドカップ(W杯)コロンビア大会で、フットサルアルゼンチン代表を初の世界一に導いたディエゴ・ジュストッシ監督の率いるベトナムとの一戦に向けて、木暮賢一郎監督は、GKピレス・イゴール、FP水谷颯真、FPオリベイラ・アルトゥール、FP吉川智貴、そしてFP平田ネトアントニオマサノリの5人を先発で起用した。
勝たなければ決勝ラウンド進出の道が途絶える一方、勝てば決勝ラウンド進出が確定、2点差以上の勝利で1次ラウンド首位通過となる日本は、序盤から攻勢に試合を進める。吉川、水谷、平田が高い位置でプレスをかけ、ベトナムにゲームを作らせない。第1ピリオド3分にはアルトゥールのシュートがバーを叩き、こぼれ球に平田が詰めたが、ベトナムの守備も体を張り、日本にゴールを与えない。
セット交代を行った日本は第1ピリオド6分、FP石田健太郎の縦パスを相手選手と競り合いながら受けたFP清水和也が強引にシュートに持ち込み、右足を振り抜く。これが決まって日本は待望の先制点を手にした。
その後も日本は攻勢に試合を進めていき、ベトナムを圧倒する。しかし、2点目を挙げることはできずに第1ピリオドを1-0で終えている。
第2ピリオド、 日本はイゴール、清水、石田、FP上村充哉、FP金澤空のセットで試合に入る。ベトナムが前線からプレスを仕掛けてくるなか、日本はセットプレーから清水、流れのなかで平田とピヴォの選手がシュートチャンスを得るが、追加点を決められない。
ベトナムがプレスをかけに来たことで、日本はピヴォへのボールが多く入るようになる。厳しいマークを受けながらも平田、清水は最前線でボールを収め、相手のファウルを誘発。ファウルカウントを稼いでいく。第2ピリオド10分にも、日本はGKイゴールのスローからチャンスを迎える。胸トラップした清水がボレーを放つがGKに阻まれ、こぼれ球を回収した金澤を経由したボールが再び清水に届くが、無人のゴールにシュートを飛ばせない。
第2ピリオド10分を残す時間で、ベトナムはパワープレーを開始。このままでも1位通過となる相手は、ゆっくり時間を使いながら試合を進めにくる。第2ピリオド15分にも日本は清水が最前線でボールを受け、ゴールを狙うが相手の寄せも強く、思うようにシュートを打たせてもらえない。
それでも第2ピリオド17分、日本は清水が左サイドでボールを受け、強烈なシュートを決めてリードを2点に広げた。その後、パワープレーを仕掛けてくるベトナムの攻撃を最後まで無失点に抑え、日本は2-0で勝利。初戦でサウジアラビアに敗れた日本だが、見事に逆転でグループ首位通過を決めた。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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