マンC、B・シウバ移籍の交渉に就かず バルセロナの“未払い問題”の解消が条件か
2021年12月に放出したトーレスの移籍金74億円が未払いに
イングランド1部マンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバは、夏の移籍市場でスペイン1部FCバルセロナへの移籍が取り沙汰されていた。最終的に交渉はまとまらずに残留したが、本人もバルサへの思いを隠していない。そのため、今冬の移籍市場でも再び去就が注目されそうだが、スペインメディア「Todofichajes」は、バルサにはシティに対する未払いの移籍金があるため、交渉が始まらない可能性を指摘している。
バルセロナは2021年12月、スペイン代表FWフェラン・トーレスをシティから獲得。その時の移籍金の5200万ユーロ(約74億円)が未払いになっていることが明らかになったという。記事では、「イギリスのクラブは、この金額が支払われない限り、バルサとの契約に再び臨むことはない」と、状況を伝えている。
トーレスはここまでリーグ戦6試合に出場しているが、先発は2試合のみ。ゴールとアシストを記録できておらず、余剰戦力となっている。バルサはこのトーレスを含めた複数の選手たちを放出する必要に迫られている。
というのも、バルサが借金をしているのはシティだけでない。イングランド1部リバプール、オランダ1部アヤックス、イタリア1部ユベントス、ブラジル1部グレミオにも移籍金を支払えておらず、その総額は1億5150万ユーロ(約215億円)にも上るからだ。
シティはトーレスの移籍金が支払われない限りは、バルサとの次の交渉に臨むつもりはないという。同時にB・シウバの移籍交渉では契約を結ぶタイミングで、即座に移籍金の半分を保証する条項も求めることになるという。
今夏の移籍市場では、将来的な放映権を売却するなどして、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキらを獲得したが、経営面での問題は、まだまだ解決できていないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)