アーセナル冨安の起用法、英識者が見解 「何も変えたくないものだ」好調の影響“不可避”と指摘

トッテナム戦では終盤1分ほどの出場だった冨安(写真左)【写真:Getty Images】
トッテナム戦では終盤1分ほどの出場だった冨安(写真左)【写真:Getty Images】

元英代表アグボンラホール氏、冨安の途中起用が続く現状に言及

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、怪我の影響でシーズン序盤に出遅れたことで、ここまでリーグ戦で先発出場がない。アーセナルは10月1日のプレミアリーグ第9節トッテナム戦で3-1と勝利したが、冨安は1分の出場に留まった。元イングランド代表FWガブリエル・アグボンラホール氏は、冨安に対して忍耐を要求している。英メディア「Football Insider」が報じている。

 昨シーズン、イタリア1部ボローニャからアーセナルへ移籍し、右サイドバックのレギュラーに定着した冨安だったが、昨季の終盤から負傷が続き、今シーズンはリーグ戦で先発出場していない。

 トッテナム戦でも、冨安不在時に穴を埋めていたイングランド代表DFベン・ホワイトが右サイドバックを務めている。英紙「デイリー・メール」の取材に応じた冨安は、現状について「満足していない」ことを認めたが、アグホンラホール氏はアーセナルのチーム状況が変わるまでは待つ必要があると語った。

「彼はしばらく負傷していた。そして負傷明けに監督は、すぐにチームに戻さないことがある。ベン・ホワイトは右サイドバックで、まずまずのプレーを見せていた。突出しているわけではないが、酷いわけではない。

 監督であれば、試合に勝ち続けている時は、何も変えたくないものだ。もしアーセナルが試合に敗れた時、彼は最終ラインをフレッシュにする存在になり得る。その時に冨安は良いパフォーマンスを見せなければいけない」と語り、好調なチーム状況のなかでの采配に理解を示した。

 ここまで7勝1敗と好調で首位を快走するアーセナル。冨安の力を評価してきたアルテタ監督は、どのタイミングで日本代表DFを先発に戻すことになるだろうか。

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