監督交代でチェルシー復帰の道も インテル移籍中のルカク、新指揮官が“救いの手”か
約163億円で獲得したルカクとチェルシーの契約は2026年まで
イングランド1部チェルシーのグレアム・ポッター監督は、チェルシーがイタリア1部インテルへレンタル移籍させているベルギー代表FWロメル・ルカクを、来シーズン再び戦力として加える可能性があるようだ。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
チェルシーは2021年夏にクラブ史上最高額となる1億1500万ユーロ(約163億円)でルカクをインテルから獲得。しかし、トーマス・トゥヘル前監督の下で出場機会を失い、わずか1シーズン限りでインテルへレンタル移籍されることになった。ルカクはインテルへの完全移籍を望んでいるものの、レンタル移籍の条項には完全移籍に移行するオプションはないという。
トゥヘル監督の解任を受け、チェルシーを率いることになったポッター新監督は、ルカクに復帰する意思がある場合、また経済面でチェルシーの要求に応じることが難しいとされるインテルが、完全移籍に応じなかった場合、ストライカーの状況について話し合う場を持つつもりだという。
ルカクは2026年までチェルシーとの契約が残っており、来シーズンもインテルにレンタル移籍する可能性はある。だが、来年5月には30歳になり、市場価値も下がることが予想されている。そのため、チェルシーは1月やその先の移籍市場で、完全移籍での放出を優先させる考えだという。
今季のインテルでは負傷の影響からリーグ戦3試合出場で1得点1アシストという成績になっているルカクだが、監督交代を受けて、ロンドンに戻ることはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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