「トミヤスを完全に打ち負かした」 韓国代表CBが“偉業”、海外メディア注目「株価をさらに上昇させた」
ナポリDFキム・ミンジェがセリエA月間MVP受賞、韓国メディアが日本代表DF冨安健洋と比較
イタリア1部ナポリの韓国代表DFキム・ミンジェが、9月のセリエA月間最優秀選手に選出されたことを受け、韓国メディアがかつて同国のボローニャに在籍した日本代表DF冨安健洋(アーセナル)と比較。今夏、セリエA初挑戦にして主軸として活躍する母国のセンターバック(CB)が「完全に打ち負かした」と指摘している。
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ナポリは今夏、ディフェンスラインの中心を担ったセネガル代表カリドゥ・クリバリが、イングランド1部チェルシーへ完全移籍。その後釜として、トルコ1部フェネルバフチェから迎えられたキム・ミンジェは、ルチアーノ・スパレッティ監督率いるチームの主軸CBとして信頼を勝ち取り、加入早々から存在感を発揮している。
ナポリでの安定感際立つパフォーマンスが評価され、キム・ミンジェは新加入ながらもセリエAの9月月間最優秀選手に選出。ファン投票でDFテオ・エルナンデス(ACミラン)、MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(ラツィオ)といった実力者を抑え、韓国人選手として初の選出となった。
この偉業に、韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」が注目。「キム・ミンジェは、ルチアーノ・スパレッティ監督の下で着実に地歩を固めている。イタリア・セリエAだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも、その卓越したパフォーマンスは続いていた」と称えつつ、かつてボローニャに在籍した冨安と比較しながら、さらにこう綴っている。
「キム・ミンジェの前には、過去にイタリアのボローニャでプレーしていたトミヤスがいた。2019-20、2020-21の2シーズンで守備の要としてプレーしたが、月間最優秀選手賞を獲得することはなかった。キム・ミンジェはナポリ入りして2か月で株価をさらに上昇させた」
昨夏にイングランド1部アーセナルへと移籍した冨安はボローニャ時代、CBや両サイドバックに対応する万能ぶりを発揮しクラブ月間MVPに輝いた実績こそあるものの、セリエAでの同賞受賞歴はなし。記事では「キム・ミンジェが、トミヤスを完全に打ち負かした」と、セリエAで成し遂げた韓国人CBの偉業を表現していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)