ブラジル代表ネイマール、カタールW杯への“完成度”に手応え 「今や本物のチームへと変貌を遂げた」

ブラジル代表FWネイマール【写真:ロイター】
ブラジル代表FWネイマール【写真:ロイター】

9月27日にチュニジアを5-1で撃破

 ブラジル代表は9月27日にフランス・パリでチュニジア代表と国際親善試合を行い、5-1で快勝した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、試合後にFWネイマール(パリ・サンジェルマン)がミックスゾーンで取材を受ける動画を公開。11月開幕のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けた手応えを語っている。

 ブラジルは前半にMFラフィーニャ(アル・アラビ)のゴールで先制するも同点に追いつかれた。しかし、その直後にFWリシャルリソン(トッテナム)が勝ち越しゴールを奪うと、ネイマールがPKを決めるなど追加点。前半終了間際にチュニジアが退場者を出したこともあり、余裕のゲームを展開するブラジルは後半も2得点してW杯出場国のチュニジアを一蹴した。

 ネイマールは試合後のミックスゾーンで、「今や、僕たちは“本物の”チームへと変貌を遂げた」と自信のコメントを残している。

「試合のために全員が約束事を守り、必死で走ってコミットする。試合を見てくれるサポーターに笑顔を提供することが自分たちの喜びなんだ。ほかの強豪国と渡り合っていくのには、まだ何か足りないものがあることも理解している。だけど、W杯本大会を前に僕たちはできることをすべてやるつもりだ」

 また、DFチアゴ・シウバ(チェルシー)は「ライバルになりそうな国はどこか」という質問に対し、「すべて。すべての出場国だよ」とコメント。それでも「特に2つを挙げるなら?」と食い下がるレポーターに対し、「ブラジルと、ブラジルだね」と答えていた。

 ブラジル代表は、2002年日韓大会を最後にW杯の優勝から遠ざかっている。前回のロシアW杯では準々決勝で敗退し、ネイマールも厳しい批判を浴びた。今回のカタールW杯に向けてのブラジルは、南米予選でアルゼンチン戦が1試合中止になりながらも、17試合を14勝3分の勝ち点45で圧倒的な首位通過。得失点差もプラス35で1試合平均2点差以上の勝利という強烈な数字を残している。

 ネイマールはそれでも欧州を中心にした強豪を相手には足りないものがあると認識を話し、シウバもまた自分たちに目線を向けているが、20年ぶりの頂点に向けて優勝候補に名前が挙がるのは間違いないと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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