セリエA史上初、女性レフェリー誕生へ 欧州5大リーグでは3人目…アイドルは「ロベルト・バッジョ」
今週末のサッスオーロ対サレルニターナで、女性主審が誕生する見込み
イタリア・セリエAでは今週末のサッスオーロ対サレルニターナの試合でマリアソーレ・フェリエーリ・カプーティ氏が主審を担当。セリエAでは史上初、欧州5大リーグでは3人目の女性主審が誕生する見込みとなっている。
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イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、カプーティ氏がすでに昨季のコッパ・イタリアのカリアリ対チッタデッラの試合を担当し、男子トップレベルのゲームに対して問題のないレフェリングをして評価を受けているとレポート。今季に向け、7月にはセリエA担当レフェリーの中に名前を連ねていた。
欧州5大リーグでは、なでしこジャパンが女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝した際に決勝のレフェリーを務めたことでも知られるドイツのビビアナ・シュタインハウス氏、11月開幕の男子カタールW杯のレフェリーにも名を連ねるフランスのステファニー・フラッパール氏に続く3人目のトップリーグ主審を務める女性になるという。
記事では、カプーティ氏について「労働法律センターで働き、大学では博士課程に在籍。ピサで政治学の学位、社会学と社会調査の修士号を取得している。しかし、ホイッスルは彼女にとって世界中でどんなことがあっても手放さないもの。試合のチャンスを逃さないために、海外での仕事体験も諦めた」とレポートしている。そして「アイドル的存在なのは、背番号18のシャツを家の引き出しの中で大切にしているロベルト・バッジョ」とした。
日本では山下良美氏が先日、J1の試合を主審として担当してカタールW杯にも参加する。世界的にも、能力的に問題ないと評価された女性レフェリーが男子トップカテゴリーに参加する機会が増えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)