本田に続き“小さな魔法使い”も苦境に? 香川のライバル「ドイツ最高の才能」がトップ下で高評価

ドイツ代表MFゲッツェが存在感を示し、トゥヘル監督も「素晴らしいパフォーマンス」と合格点

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは10日、敵地でRBライプツィヒと対戦し、2部からの昇格組に0-1と敗戦した。香川は足首の捻挫で欠場し、3年ぶりにドルトムント復帰を果たしたドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが香川の定位置であるトップ下で先発。後半26分に交代したが、トーマス・トゥヘル監督はかつて「ドイツ最高の才能」と呼ばれた男のプレーを称賛。地元紙もフィールドプレーヤーで最高タイの評価を与えるなど、敗戦のなかの光明と見られているようだ。クラブ公式サイトが報じている。

 トゥヘル監督はドルトムントの守備ブロックに対する不満を爆発させた。

「我々は正しい態度でプレーした。明確なのはビルドアップの責任がある4バックと2人の守備的MFが、あまりに多くの凡ミスを犯していたことだ。技術的なミスと集中力が欠如している。我々のパフォーマンスには欠点があった。主導権を握っている感覚はなかったし、ピッチ状態も難しかった。芝がしっかりと根付いていなかったので、全ての動きに労力を必要とした」

 ボール支配率は65%と有利に立ったが、ビルドアップでのミスを突かれて相手のカウンターを浴びた。ドルトムントのシュート8本に対して、ライプツィヒに10本のシュートを打たれている。

 この日、3年ぶりの古巣復帰を果たしたゲッツェはトップ下で先発。後半26分にポルトガル代表DFラファエル・ゲレーロと交代するまで存在感を放った。

「マリオはとても素晴らしいパフォーマンスを見せていた。特に前半だ。だがその後、新たに推進力と新しいタイプの選手が必要だった。だから基本フォーメーションを調整したんだ」

 トゥヘル監督はこう語った。ゲッツェに途中交代を命じたが、前半のプレーには合格点を出している。

 

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