W杯対戦国のドイツメディアが、スコアレスドローのエクアドル戦をレポート

　日本代表は現地時間9月27日、ドイツ・デュッセルドルフで行われた国際親善試合でエクアドルと対戦し、0-0で引き分けた。本大会登録メンバー発表前最後の一戦を、カタール・ワールドカップ（W杯）で対戦するドイツのメディアはどのように見たのか。

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　日本は23日の試合でアメリカに2-0で快勝。前線からのプレスも上手く機能し、W杯出場国のアメリカを相手に会心のパフォーマンスを披露した。

　しかし、先発11人をすべて入れ替えて臨んだエクアドル戦は決定機をそれほど作れずにスコアレスドロー。終盤、相手に与えたPKをストップしたGKシュミット・ダニエル（シント＝トロイデン）の好守に救われ、なんとか引き分けに持ち込むのが精一杯だった。

　ドイツメディア「SPORTBUZZER」は本大会の初戦でドイツ代表と対戦する日本戦の結果について。「アメリカ戦での説得力あるパフォーマンスから後退」とレポート。本番前のテストとしては不本意な結果だとして伝えた。

　同メディアはFWエネル・バレンシアのPKを完璧な読みで防ぐなど複数のファインセーブを見せたGKシュミットについて「日本を敗北から救った」と称賛した一方、「遠藤と鎌田を投入した後半になってようやく日本は危険なチームになった」と前半から後半途中にかけては低調だったと指摘した。

　日本はMF堂安律（フライブルク）、MF田中碧（デュッセルドルフ）、DF伊藤洋輝（シュツットガルト）とドイツでプレーする3選手をスタメンに起用したが、連係面でのちぐはぐさは否めず。後半途中から同じくドイツでプレーするMF遠藤航（シュツットガルト）やMF鎌田大地（アイントラハト・フランクフルト）も出場したが、最後まで得点は奪えなかった。