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ペップがダービーで“ミス連発守護神”を「アメージング」と絶賛 地元紙は不自然発言を疑問視
ブラーボを自ら獲得した経緯もあり…
そうした疑問の声が上がるなかでも、ペップはブラーボへの信頼を口にする。
「フットボールの世界ではミスを犯さないことが最も大事だ。だが彼は攻撃に関与する。GKが攻撃に関与するために、10から15フィート(3から4.5メートル)前方に出る考えを私は支持する」
足元の技術の定評のあるブラーボの特性を評価したうえで、「違いを見せたイブラヒモビッチの際立ったゴールだった。時にああいうことが起こると、選手は自分のミスだと考えるものだ。だが、クラウディオにはこう言ったんだ。“OK。これがフットボールなんだ。我々は不運だった”とね」と語った。失点直後にはベンチの前で激怒していた指揮官だが、無理矢理ブラーボを持ち上げ続けた。
「不運な状況だったが、後半を見たか? 彼は何度も何度もボールに関与した。リスクは承知だ。ボールを失えば失点になる。だがそこを凌げば、本当に多くのものを勝ち取れるんだ。クラウディオ・ブラーボは個人的に多くのものを見せてくれた。彼は足元の技術、セービング、攻撃の関与においてアメージングだった。満足だよ」
ペップはとにかくブラーボを讃え続けたが、同紙はブラーボの採点を単独最低点「5点」としている。「足元の技術の有効性を買われて移籍してきたが、ズラタンの足元にボールをこぼすのは優秀とはいえない。間一髪の場面も2、3回あったが、デビュー戦としてダービーは荷が重すぎた」と報じている。
ペップは今季イングランド代表の正守護神のハートを戦力外扱いにし、トリノへ追放。そして、自らのリクエストで33歳のブラーボに1540万ポンド(20億円)もの移籍金を積んで獲得した経緯もあり、新守護神を批判するわけにいかなかったのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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