森保一監督へ“場違い”な質問 諦めかけるも…「あ、何があるんでしたっけ?」の神対応に思わず感嘆
【日本代表・取材記】フットサル日本代表へのエールを森保監督へ懇願
ドイツに来てから晴天に恵まれていたが、滞在6日目となる9月26日は初めての雨。日中になると上がっていた気温も、今日は控えめで肌寒く、長袖を着ていないと厳しい。
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朝食のパンを買いにホテル近くのスーパーへ到着すると、知り合いライターさんと遭遇。細かい場所は確認していないが、お互いに超近距離に宿泊していることにビックリした。
パンを選んでから店内を物色。日本へ持ち帰るお土産として、大量のハリボを購入した。この遠征後に行くクウェートが気温45度という話だが、ハリボは外に置いていたら溶けてしまうのだろうか……などと、余計なことを考えながらレジへ向かう。
この日は午後から日本代表対エクアドル代表の公式会見、公式練習が14時から、試合会場となるデュッセルドルフ・アレーナで行われる。実は数日前に日本代表チームに帯同している広報に、フットサル日本代表へのエールを森保一監督から個別でもらえないかと依頼をしていた。
個別の取材は難しいので、会見で聞いてほしい旨を伝えられていたので、ちょっと緊張していた。というのも、カタール・ワールドカップ(W杯)に向かうチームの取材に来ているそのほかの記者(自分もそうだけど)からすれば、「ここでかい!」という場違いな質問になるからだ。
そこで、昨日の練習の際、森保監督が1人タッチライン際にいるのを見つけた時、声をかけに行っていた。「明日の会見で、フットサル日本代表へのエールをください。一応、協会の広報の方にも最後に当てますと言っていただいています」と伝えると、森保さんは不思議そうな顔をしていたが、「分かりました。順番って決まっているんですね」と笑って快諾してくださった。ちなみに、質問の順番は普段は決まっていないはずで、ちょっと特例だったのだと思う。
そして14時から会見がスタート。そのなかで、森保監督から先発メンバーを大幅に入れ替えるという旨が伝えられた。さすがに鈍い僕でも『ああ、これはフットサル日本代表の話をしている場合じゃないなー』と悟った。そして同時に、昨日の取材後記でスターティングメンバー予想をしなければよかったーと後悔した。
選手のミックスゾーンでのコメントから、いろいろ想像し、おそらく全員を入れ替えることはないだろうと踏んだのだが、まんまと外れた。会見は案の定、ここから質問ラッシュ。会見の時間はどんどん過ぎていき、司会が「最後の質問」とした質問にも、森保監督は丁寧に答えていた。