鎌田大地を巡る争いは「これまで以上にオープン」 評価急上昇で独メディア称賛「国内外ビッグクラブが動向を注視する」
フランクフルトで計142試合に出場し、30得点30アシストを記録
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、今シーズンの活躍から評価がうなぎ上りだ。今季限りで契約満了を迎えることから去就問題が過熱しているなか、ドイツメディアは「国内外ビッグクラブが動向を注視するだろう」と日本代表MFの争奪戦が巻き起こる可能性を報じた。
今夏にもイングランドやポルトガルへの移籍が噂されていた鎌田。フランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督の説得もあって残留したと言われるが、現在の契約は2023年6月まで。クラブ側は契約延長を望んでいる一方で、強化部のマルクス・クレーシェ氏は給与体系を壊すような破格の待遇をオファーすることはできないと語っていた。
そうしたなかで、ドイツ放送局「Hessenschau」は「フランクフルトにとって鎌田は高価な存在となっている」と日本人MFの現状について伝えた。昨季UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した一方で、ブンデスリーガでは今一つ力を発揮できずにいた鎌田だが、今季はここまで6試合で4得点3アシストと攻撃を牽引。「ファイナルサードでの決定力を欠くことが多かったが、その部分でもかつてないほどの安定感を示している」と変貌ぶりを絶賛し、“ユーロ鎌田”から“ブンデスリーガ鎌田”になったと太鼓判を押している。
こうした活躍にとって鎌田の価値は急上昇。もはやフランクフルトがチームにとどめておくのは難しくなったのかもしれない。すでにリーズ・ユナイテッドやトッテナムが獲得に動くとの報道もあるなか、同メディアは争奪戦がさらに過熱する可能性も示唆した。
「鎌田はアイントラハトで142試合に出場し、30得点30アシストを記録している。今の調子ならさらにゴールを増やす可能性は高い。いずれにせよ、国内外のビッグクラブがその動向を注視するだろう。鎌田を巡る争いはこれまで以上にオープンだ」
日本代表でも存在感を増している鎌田の今後には、さらに熱視線が送られることになりそうだ。