J2は“勝負の10月”に突入 プレーオフ進出圏内と中位グループに開き、新潟は次節、岡山の結果次第でJ1復帰へ
J2首位の新潟は次節で山形と対戦
J2は9月24日と25日に各地で試合が行われ、上位陣が順調に勝ち点を伸ばしたことでプレーオフ進出圏内と中位グループの差が開く結果になった。
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1試合少ないチームがあるものの、全体的にはラスト5試合のスタートとなった今週末のゲームで首位のアルビレックス新潟は大宮アルディージャ、2位の横浜FCはV・ファーレン長崎にそれぞれ勝利して順当に勝ち点を伸ばした。新潟は次節にも2位以内でのJ1自動昇格が確定する可能性があり、シーズン終盤戦になっても強さを見せている。
そして、プレーオフ圏内の直接対決となったファジアーノ岡山とベガルタ仙台の対戦は岡山が3-0の快勝。勝ち点を69に伸ばして横浜FCを5ポイント差で追っている。残り試合は少なくなってきたが、逆転の可能性を残した。一方の仙台は痛い敗戦となり勝ち点59の6位とJ1参入プレーオフへのボーダーラインに順位を下げた。
4位のロアッソ熊本はジェフユナイテッド千葉とのアウェーゲームを制し、勝ち点を64に伸ばした。また、大分トリニータはヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利して勝ち点60とし、仙台をかわして5位へと浮上している。
その次のグループが今節は苦しい結果になった。7位のモンテディオ山形は東京ヴェルディに0-1と痛恨の敗戦で勝ち点55から伸ばせず。1試合消化が少ないものの、そのゲームで勝利しても6位の仙台に勝ち点が及ばないポジションになった。8位の長崎は前述したように横浜FCに敗れて勝ち点55で並ぶが、こちらは38試合フル消化のため山形よりも状況は厳しい。9位の徳島ヴォルティスも水戸ホーリーホックと引き分けて勝ち点53と差を詰めることができなかった。
一方で残留争いでは19位の大宮が敗れて勝ち点38にとどまり、勝ち点36で20位のザスパクサツ群馬もレノファ山口に1-6と大敗して抜け出すチャンスを逸した。しかし、21位のいわてグルージャ盛岡もツエーゲン金沢に1-3で敗れて勝ち点33から伸ばせず。最下位のFC琉球も栃木SCと0-0で引き分けて勝ち点31と、残留圏内のボーダーラインにいる群馬との差を詰め切れなかった。
10月1日、2日に行われる次節、上位では新潟が山形に勝利して、岡山が金沢を相手に引き分け以下だと2位以内が確定してJ1復帰が決まる。また、プレーオフ圏内では大分と長崎によるボーダーライン付近での直接対決が組まれている。残留争いでは大宮と群馬のカードがあり、この結果次第で残留圏内の最下位チームが入れ替わる可能性もある。
1試合、1ゴール、1プレーの重みがグッと増してくる終盤戦に入っているJ2だが、勝負の10月をいい形でスタートするチームがどこになるか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)