「最後のラストパスを受けること」 久保建英、森保Jのトップ下適応イメージも十分
アメリカ戦の内容を受け、「僕は攻撃に自信を持っていればいいと思う」と言及
見せるべきことは、見せたという思いがあるのかもしれない。9月25日に行われたエクアドル戦に向けた練習後、メディア対応に応じた日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)は、23日のアメリカ戦(2-0)で守備面での奮闘が目についたが、得点やアシストは記録できなかった。それでも、最終メンバー決定前ラストとなるエクアドル戦に向けて、攻撃面でさらにアピールする必要はないという考えを語った。
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「次の試合、チャンスがあれば得点やアシストを狙っていきたいとは思いますが、自分の攻撃の部分はみんな分かってくれていると思う。今さら1試合、守備に追われたからといって、『攻撃どうなの?』と言われても、『いやいや、試合見てないの?』っていうことになると思いますし、そこは僕は自信を持っていればいいのかなと思います」
アメリカ戦では左サイドで入った久保だが、4-2-3-1ではトップ下に入る可能性もある。久保も「この前の鎌田選手の役割をすることが、トップ下の選手に求められていることだと思います。サイドの選手がボールを持った時に近寄り過ぎないことを考えたりしながら、ゴールに絡んでいく、最後のラストパスを受けることが、今の日本代表の4-2-3-1のトップ下の役割なのかなと僕としては解釈しています」と、トップ下に入った時に求められる役割について自身の考えを明確に示した。
アメリカ戦では、フリーキック(FK)のキッカーも務めた。この先の戦いでも、ピッチに立った場合、日本のセットプレーを任される可能性はある。アメリカ戦で相手GKに防がれたシュートについて、「遠くて、違うことをやろうかなと思ったのですが、相手にもそれを読んでいる感じがあったので、とりあえず僕がもらったし、蹴っておこうかなくらいの気持ちでした。キックが強く行き過ぎてしまうので、抑える練習をしているのですが、それをいつもと同じ自分の得意な位置、もう少し近い位置の感じでやってしまったので弱くなってしまいました。いつもどおりのキックなら、いいところにいったのかもしれません」と、こちらも細かく分析し、改善点を見出していた。
本大会に向けて、自身に求められるであろうことを、しっかりと把握するとともに、やるべきことを明確にしている久保。その視線はメンバー争いではなく、すでにW杯で何をするべきかを完全に見据えているようだった。