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“大国”ドイツ、まさかの敗北 欧州ネーションズリーグの失態に「当然の結果だった」と母国酷評
ハンガリーに0-1と敗戦、フリック監督就任後14試合目にして初黒星
11月開幕のカタール・ワールドカップ(W杯)で日本と同グループのドイツ代表は、現地時間9月23日にUFFAネーションズリーグ(NL)のリーグA/グループ3・第5節でハンガリー代表と対戦し、セットプレーからの失点が響き0-1で黒星を喫した。この敗戦でグループリーグ突破が叶わなくなったドイツに対し、海外メディアは「当然の結果」と報じている。
ドイツは、NLグループステージでここまで1勝3分と苦しい状況に追い込まれるなかこの試合に臨んだが、前半17分に試合を動かしたのはハンガリーだった。左のコーナーキックから、ニアサイドへのボールにFWサライ・アーダームがアウトサイドで上手くボールの軌道を変えてドイツの守護神GKテア・シュテーゲンの牙城を崩した。
その後、いくつかチャンスを作ったドイツだったが、ハンガリーの堅い守備に阻まれ0-1の敗戦。この時点でドイツは勝ち点6でグループ3位となり、残り1節を残してNL準決勝進出への道はなくなった。
この試合をドイツ公共放送局「ZDF」のニュース番組「heute」がレポート。グループ首位に立つ相手との一戦での敗北を受け、「下馬評通りのハンガリーに敗れる」と見出しを打ち、「ネーションズリーグ優勝の夢を断念せざるを得なくなった。ハンジ・フリック代表監督の下では初の敗戦」と、フリック監督就任後、14試合目にして初の黒星となったことを伝えている。
さらに記事では「今回の敗戦が何を意味するのかを理解し、目が覚めた」と指揮官のコメントを紹介しつつ、「ハンガリーがリードを奪ったのは、当然の結果だった」とパフォーマンス不足を指摘。「ドイツからは、そんな芸当ができる気配はなかった」と厳しい評価を与えていた。
翌24日には、ドイツと同じくW杯で日本と同グループのスペインが、スイス相手に1-2と敗戦。W杯前に強豪2チームの今後の立て直しに注目が集まる。