浦和、ルヴァン杯無念の敗退 C大阪に4失点、合計スコア1-5の完敗…準決勝で姿を消す
初戦で1-1とアウェーゴールで上回るも、ホーム第2戦でまさかの完敗
ルヴァン杯の準決勝第2戦が9月25日に行われ、セレッソ大阪が敵地で浦和レッズを4-0で下して2年連続の決勝進出を決めた。
昨季と同じ顔合わせになったカードは、初戦のC大阪ホームの試合を1-1で引き分け。浦和はアウェーゴールのアドバンテージを持ってホームに戻った。両チームのスタメンは10人が同じで、浦和はMFダヴィド・モーベルグが欠場してMF松崎快を起用。C大阪はGKにキム・ジンヒョンが戻った。
C大阪はゴールが必要な状況から果敢なプレスに打って出た。浦和はそこでボールを安定させることができずにC大阪が攻撃回数を増やすと前半23分、右サイドからMF毎熊晟矢が中央に入れようとしたボールが並走した浦和DF明本考浩の足に当たってオウンゴール。これでアウェーゴール差はなくなった。
さらにC大阪は同30分、左サイドから古巣対決のDF山中亮輔が入れた低いボールにボランチから飛び出してきたMF奥埜博亮が上手くワンタッチコントロールして、GK西川周作の上をふわりと越えるゴール。このゴールでアウェーゴール差が逆転し、浦和が最低でも3点が必要な状況でハーフタイムに突入した。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督はDF馬渡和彰を入れて明本を前に出し、プレスの人数配置を調整してスタートした。しかし後半6分、C大阪は山中のアーリークロスをFW加藤陸次樹が頭で叩いて決定的な追加点を奪った。
残り時間で4点が必要な浦和はFWキャスパー・ユンカーとFW江坂任を投入して攻撃的な選手を増やしたものの、C大阪の圧力に対して終始ボールコントロールとパスの精度が安定せず。後半35分にはビルドアップのところでボールロストしてカウンターとなり、途中出場のFWジョアン・パトリッキに独走からゴールされた。
C大阪は第2戦を4-0で制して2戦合計5-1と大差で決勝進出。昨季に続いて2年連続のファイナルとなり、2017年以来2回目の優勝を目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部)