UEFA選定の「今季CL&EL出場監督ベスト11」 かつて世界を魅了した名手が夢の共演!
ペップとジダンの後方をシメオネが支える
豪華な中盤は6人が選出された。まず両サイドは、右にバルセロナの元スペイン代表MFルイス・エンリケ監督、左にはフェイエノールトの元オランダ代表DFファン・ブロンクホルスト監督が配置された。両者は、エンリケ監督の現役ラストシーズンとなった2003-04シーズンにバルセロナで共闘している。CL優勝候補のバルセロナはもちろん、フェイエノールトもELでマンチェスター・ユナイテッドと同組になっているだけに注目の存在だ。
そして中盤の底で全体を引き締めるのが、アトレチコ・マドリードの元アルゼンチン代表MFディエゴ・シメオネ監督。まさに“親分”という風格を持つ指揮官は、ここ3シーズンで2回アトレチコをCL決勝に導いている。悲願のビッグイヤー獲得を目指す存在だ。
攻撃的な3人は、今季からマンチェスター・シティの指揮を執る元スペイン代表MFジョゼップ・グアルディオラ監督、レアル・マドリードの“将軍”元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン監督、“スーパーユーティリティープレーヤー”として知られたPSVの元オランダ代表MFフィリップ・コクー監督だ。グアルディオラとジダンの自由な発想とゲームメークを、陰でコクーが支えるというイメージなのかもしれない。
どちらも、スーパースターとしてプレーしていた現役時代同様に、監督としても華々しいスタートを切った。グアルディオラ監督は1年間のBチーム指揮を経て、就任1年目にしてスペインのリーグ、国内カップ、CLの三冠を達成。ジダン監督は、昨季に途中就任してトップカテゴリーの監督デビューを果たすと、いきなりCLのタイトルを勝ち取った。華のある両者が見せる采配には、今季も注目が集まる。