森保ジャパンの熾烈な1トップ争い 古橋がエクアドル戦へ闘志、前田のプレーは「刺激になった」
アメリカ戦では出番なし、エクアドル戦でのゴール&アシスト狙う
昨年の夏にスコットランド1部セルティックへ移籍してからFW古橋亨梧は、センセーショナルな活躍を続けている。今シーズンも公式戦9試合で6得点とハイペースでゴールを量産しているが、9月23日に行われた日本代表のアメリカ戦(2-0)では、出場機会なしに終わった。
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ベンチから試合を見ていた古橋は「全体的に良い戦いをして、(失点を)ゼロで抑えましたし、2点取って勝てたので、個人としては凄く刺激をもらいました。やっぱり良い選手が揃っているので、そのなかで僕も試合に出たいので、そのために良い準備をしたいと思います」と、モチベーションにつながったことを明かす。
4-2-3-1を採用した日本の1トップで出場したのは、セルティックでのチームメイトであるFW前田大然だった。右足を負傷した影響もあってか、前半45分でベンチへ退いたなか、爆発的なスピードを生かした猛烈なプレッシングで印象に残る活躍を見せている。
セルティックでは前田がウイングを務め、センターフォワードを古橋が任されることが多い。周囲から見れば、チームの『絶対的エース』という立ち位置だが、古橋自身にはそうした意識はないという。
「まずは、僕は『絶対的』と思っていません。ジャック(ギオルゴス・ギアクマキス)という素晴らしい選手もいますし、(前田)大然もセンターフォワードで出た試合もあります。絶対にスタメンで出られる保証はないと思っています。そのなかで監督が僕を使ってくれているのは感謝しかないですし、たくさんの選手がパスをくれるので、ゴールを決められているのもみんなのおかげなので、周りには感謝したい」
そう前置きしたうえで、「アメリカ戦、彼が1トップで出たのもすごく良い刺激になりましたし、どういうふうにやればいいかは勉強になった。彼と違うところも、僕のなかではあると思います。次の試合に出られるなら、その持ち味を出せたらなと思います」と、闘志を燃やした。
27日のエクアドル戦では、出場も期待されるが「まずは練習がある。自分がチームのためにできることをやりながら、目の前のことを大切にしながら、何分出られるか、誰が出るか分からないですけど、しっかり準備をしたい。試合に出たらチームが勝つためにプレーして、そこから自分の強みを出して、FWなので目に見える結果であるゴール、アシストを残したい。自分がエゴイストになりながらも、チームのために働かないと意味がないと思うので、そこは献身的に頑張りたい」と、目の前のことに1つ1つ取り組んでいくと語った。
この日の練習でも、パスを受けてから素早いターンを見せてゴールネットを次々と揺らしていた古橋。負傷で代表を離れていたこともあるが、代表でのゴールは2021年7月のタジキスタン戦(4-1)が最後となっている。守備面でも大きな役割が求められる森保ジャパンで、チームに求められるタスクをこなしながら、持ち前の決定力を発揮できるだろうか。