闘莉王復帰効果! 名古屋が新潟戦でリーグ戦19試合ぶりに勝利し逆転残留に望み
前半36分にイエローカードを受ける場面も
もっとも、新潟戦では試合勘の欠如も垣間見えた。前半36分、相手MFラファエル・シルバの突進をタックルで食い止め、イエローカードを受けた。後半は後方で攻撃を迎え撃つ時間が続き、時に6バックのような形で新潟の攻撃を阻止。その中心にいたのは、やはり闘莉王だった。
「生きるか、死ぬかだ」
練習でも激しく周囲を鼓舞し、復活戦のピッチに立った闘将は、この日にかける思いをこう激白していた。2010年に浦和レッズから名古屋に移籍後、万年中位と揶揄されたチームにリーグ初優勝をもたらした。昨季終了後に大減俸オファーで契約延長に消極的だった闘莉王だが、崖っぷちの古巣に男気で復帰し、チームをリーグ戦19試合ぶりの勝利に導いた。
勝利した名古屋は年間順位こそ降格圏16位のままだが、勝ち点を23に伸ばした。年間順位14位の新潟は名古屋に敗れて勝ち点27。残留に向けて、その差は4に縮まった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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