ウェストハム監督が新加入の伊代表“カエルダンスFW”に非情指令! 「PKは蹴らせない」
EUROで珍PK失敗のザザ ビリッチ監督へ現地記者が意地悪な質問
今夏行われた欧州選手権(EURO)で、“カエルダンスPK失敗男”として不名誉な異名を頂戴してしまったイタリア代表FWシモーネ・ザザだが、新天地ウェストハムでもその失敗を蒸し返された挙句、監督からは「PKキッカーは別の選手」とPKを蹴らせないことを明言されてしまった模様だ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
ザザは今大会のEUROで「事実上の決勝戦」と言われた準々決勝ドイツ戦で、PKのスペシャリストとして1-1の延長後半終了間際に投入され、2番手のキッカーを務めた。そこでザザは、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が動き出すのをギリギリまで待とうと、助走で小細工を弄した。
ガニ股で細かいステップをちょこちょこと刻む不思議な“カエルダンス”でノイアーが先に動くのを待ったが、世界最高の守護神は全く動じない。これにザザは諦めたのか、突如思い切り左足を振り抜いたが、シュートは枠を大きく外れてしまった。同じく“予告ループ”をしながら当たり損ねのシュートをノイアーにはじかれたFWグラツィアーノ・ペッレとともに、同大会史上に残る珍プレーの主役となってしまった。
ザザは同大会直後に「難しいことになるだろうね。でも、乗り越えるよ」と批判に立ち向かうことを明言し、今季ユベントスからウェストハムに期限付き移籍を果たした。出直しのシーズンとなるが、口さがない現地メディアはスラベン・ビリッチ監督に向けてこのミスについての質問をぶつけた。
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