FIFAから補強禁止処分のレアルとアトレチコ バルサのエンリケ監督が「受け止めろ」と一喝

かつてバルサも同様の処分を受けて新規登録ができず、久保ら“金の卵”を手放す羽目に

 バルセロナのルイス・エンリケ監督は、宿敵レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードが18歳以下の未成年選手の移籍に関する規定違反でFIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を命じられた問題で、かつてバルサも同ペナルティを受けた過去から「受け止めろ」と一喝。異議申し立ての動きを見せる宿敵に対して、悪あがきを止めるようにジャブを放っている。スペイン地元紙「AS」が報じた。

 バルセロナはスペイン以外の国から18歳未満の選手を呼び寄せ、下部組織に入団させるという規定違反で、2014年冬と15年夏にFIFAから補強禁止処分を言い渡された。この期間は補強(選手の新規登録)を許されず、15年夏にアルダ・トゥランやアレイクス・ビダルらが加わったものの、選手登録が可能になる16年1月まで公式戦出場は禁じられていた。

 また、当時バルサの下部組織に所属していたU-16日本代表FW久保建英ら下部組織の外国人選手も公式戦でプレーできず、バルサは見す見す“金の卵”を手放す羽目になったのだ。

 そして今回、マドリードの両強豪が同じ処分を受け、FIFAに対する異議申し立ては却下されている。エンリケ監督は過去の経験を振り返り、記者会見で「彼らはこれを受け止めなければならないだろう。我々のような“達成”をできないことを祈るよ」と語った。

 

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