久保建英、なぜアメリカ戦ノーゴールもスペイン紙称賛? 「ソシエダにとって最高のニュース」
左サイドでアメリカ戦先発の久保、「68分の好プレー」とスペイン注目
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、9月23日にデュッセルドルフ・アレーナでアメリカ代表(FIFAランキング14位)と対戦し、2-0で快勝した。4-2-3-1システムの2列目左で先発したMF久保建英(レアル・ソシエダ)について、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「ソシエダにとって最高のニュース」と伝えている。
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11月にカタール・ワールドカップ(W杯)を控えるなか9月シリーズの初戦でアメリカと対戦。FW前田大然が1トップに入り、2列目左に久保、トップ下にMF鎌田大地(フランクフルト)、右にMF伊東純也(スタッド・ランス)が並んだ。
前線からのプレスが機能して日本が主導権を握ると、前半25分にショートカウンターから鎌田が先制ゴール。さらに後半23分、久保に代わって左サイドに入ったMF三笘薫(ブライトン)が圧巻のドリブルが追加点を奪い、2-0と勝利した。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「久保がアメリカ戦で68分の好プレー」と見出しを立てて報道。「久保建英は、デュッセルドルフで行われたアメリカとの親善試合に68分間出場し、勝利(2-0)に貢献した。リアリストは、前田と鎌田が組んだ攻撃陣の左サイドでプレーした」と伝えている。
ゴールに直接関与しなかったものの、前半終了間際には巧みなボールキープから鋭いドリブル突破を披露。さらに守備でも献身性を示し、身体を張って相手の攻撃をブロックするなど攻守両面にわたって勝利に貢献した。
記事では「久保は鋭い動きを見せ、アメリカGKが防いだチャンスで鎌田に素晴らしいパスを出し、守備も非常に強固でセルジーニョ・デスト(ACミラン)を止めることに成功した」と称えている。
今季、新天地のソシエダでコンスタントに出場している久保の動向にスペイン紙も注目し、「ソシエダにとって最高のニュースは、彼が身体的な問題なく交代したことだ。火曜日にデュッセルドルフのエスプリ・アレーナでエクアドルが再び彼を待ち受けている」と結んだ。
今季開幕戦から連続出場を続けており、公式戦8試合で1ゴール2アシストの活躍を見せる久保。そんな21歳アタッカーが上々のプレーを披露し、怪我なく交代したことに安堵の様子を見せていた。