森保ジャパン、アメリカ戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 攻守で堂々の存在感、“5つ星”評価の2人は?

久保は左サイドで攻守に奔走、堂安は好調を感じさせるパフォーマンス

<MF/FW>
■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★★★

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 ピッチコンディションがかなり悪かったなかでも、低い重心を保って、全く苦にしている様子を感じさせなかった。球際での争いになれば、ほとんどマイボールにしてくれる姿は心強い限り。ミドルシュートを打たれそうな場面でも、身体を張ってブロックに入り、危機察知能力の高さも見せた。注文があるとすれば、守田とともに打てる場面ではミドルシュートを打ってほしい。

■守田英正(スポルティング)=★★★★★

 前線からプレスをかけることで、相手が苦し紛れに蹴るボールを遠藤とともに、しっかりと回収していった。サイドの選手が引っ張られた状況でも、絶妙な位置取りでサポートに入る。味方からのパスが少しズレて届いても、巧みなボールコントロールで最適なところにパスを捌き、攻撃面で潤滑油となる働きを見せた。

■伊東純也(スタッド・ランス)=★★★☆☆(→後半23分OUT)

 前半早々にボールを奪って1人で持ち込んでシュートを放ち、立ち上がりから積極的なプレー。アジア最終予選で見せたような無双ぶりは見られなかったが、ほかの前線の選手たちとしっかり連動しながら、良い位置で相手のパスをカットするなど、トップ下を置いた布陣で守備面でも効いていた。

■久保建英(レアル・ソシエダ)=★★★☆☆(→後半23分OUT)

 守備面で奮闘を見せ、プレスをかけに行く際には機能することを示した。その一方で前半8分に相手が日本の左サイドを崩しに来た時、フィジカルで対応しきれない場面もあり、サイドでの起用には不安も残す。劣悪なピッチコンディションに苦しみながらも、広い視野と正確な技術でチャンスメイクの役割は十分にこなせた。

■三笘 薫(ブライトン)=★★★★☆(←後半23分IN)

 途中出場からも、自分の得意とする左サイドのエリアで何度もボールを受けて、積極的に仕掛けていった。終盤に自陣から長い距離をボールで運べる力は、チームメイトにとっても助かるはず。味方へのパスが合わない場面が続いていたが、最後には自らゴールをこじ開けて、勝利を決定的なものとした。

■堂安 律(フライブルク)=★★★☆☆(←後半23分IN)

 20分強の出場時間ながら、好調を感じさせるパフォーマンス。同時にピッチへ入った三笘へ対角のパスを数度送ったが、なかでもダイレクトで右サイドから逆サイドに叩いたサイドチェンジは見事だった。自らもゴール前に飛び込んだり、ミドルシュートを放ったりと、ゴールへの意欲を示し、終盤の疲れた相手に脅威となることを示す。

■鎌田大地(フランクフルト)=★★★★☆(→後半41分OUT)

 前半25分に先制ゴールを決めるなどフィニッシュの場面に顔を出せているのは素晴らしく、プレスバックした際のデュエルの強さも特筆に値。トップ下で躍動した働きぶりは素晴らしかったが、今日ほどチャンスがあれば1点では物足りない。

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