森保ジャパン、アメリカ戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 攻守で堂々の存在感、“5つ星”評価の2人は?
アメリカ戦の出場メンバー17選手を5段階査定
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、9月23日にデュッセルドルフ・アレーナでアメリカ代表(FIFAランキング14位)と対戦し、2-0で快勝した。カタール・ワールドカップ(W杯)の最終登録メンバー発表まで、残り2試合というなか、4-2-3-1の布陣を再び採用した日本は、北中米カリブ海予選3位でカタールW杯出場を決めている相手を圧倒している。
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フルメンバーで戦った6月のチュニジア戦では、0-3の完敗を喫していた森保ジャパンだったが、カタールW杯に向けて再び前進し始めた。所属クラブで好パフォーマンスを見せている選手たちが多く起用されたなか、日本代表でも好プレーを披露する選手が多く見られた。ここでは各選手たちのパフォーマンスを振り返るべく、選手を5段階評価(最高が五つ星★★★★★)で査定する。(取材・文=河合 拓)
◇ ◇ ◇
<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★☆☆(→ハーフタイムOUT)
枠内に飛んできたシュートが少なかったため、セービングに関しては評価できない。前半30分には相手がエリア内に入れてきたクロスに対して、果敢な飛び出しを見せ、身体を痛めながらもしっかり抑えた。
■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)=★★★☆☆(←ハーフタイムIN)
守備面では、前半にプレーした権田と同様にほとんど見せ場がなかった。それでもトランジションをチーム全体で意識しているなか、しっかりとフリーの味方を見逃さずにピンポイントなロングキックを2本送り、カウンターの起点になれる存在であることを証明した。
<DF>
■酒井宏樹(浦和レッズ)=★★★☆☆(→ハーフタイムOUT)
負傷による影響で長らく日本代表を離れていた右サイドバックが久しぶりに復帰。高い位置取りから前田大然を狙ったクロスを入れるなど、存在感を見せる。しっかり連係を確認しながら自身が出場した45分間を無失点で終えた。
■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★☆☆(←ハーフタイムIN)
後半の開始からピッチに入り、左センターバックを務める。板倉滉が負傷離脱したなかで、センターバックとして計算できるプレーを見せた。左足のキックで狭いスペースも正確に通せるフィードは魅力。
■冨安健洋(アーセナル)=★★★★☆
昨年11月以来となる代表戦の出場となった。久しぶりのセンターバックだったことよりも、不安定なピッチ状態に苦しんだ印象だが、最後尾でらしくないボールロストも見られた。それでも空中戦や1対1の強さを随所に見せる。後半からは日本代表でも初めて右サイドバックでプレーする“アーセナルのトミ”の姿を見せた。
■中山雄太(ハダースフィールド・タウン)=★★★☆☆
独特な立ち位置を見せてきた相手に対して、序盤は混乱する様子が見られて不安定だった。それでも時間とともに順応。持ち味の左足でのクロスも、なかなか味方に合わなかったが、後半38分にはニアサイドに飛び込む鎌田に合わせて決定機を演出。90分間を通してプレーできることを示した。
■吉田麻也(シャルケ)=★★☆☆☆
周囲を気にしすぎていたからか、前半8分には相手の決定機でマークを外す場面も。後半36分に良い形でボールを奪うも、周りにつなぎきれずにロストするなど、大ピンチになりそうな場面が何度かあった。守備の要であり、チームリーダーだけに、もう一つパフォーマンスを上げてほしいところ。