浦和ロドリゲス監督、ルヴァン決勝進出へ“アドバンテージ”主張 小泉の交代時リアクションにも見解「解決している」
C大阪とのルヴァン杯・準決勝第1戦でドロー、決勝進出の懸かる第2戦へ意気込み
J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、9月21日のルヴァン杯の準決勝第1戦セレッソ大阪戦を敵地で1-1の引き分けで終えると「わずかに我々にアドバンテージがある」と決勝進出の懸かる第2戦を見据えた。
C大阪とは1週間前の14日にリーグ戦で対戦したが、コンパクトなブロックを崩せずに0-1の敗戦。日本代表DF酒井宏樹が不在で迎えた21日のゲームで、右サイドバックを務めたのはMF関根貴大だった。過密日程で「ほぼ、ぶっつけ本番」(関根)という状況もあり前半はなかなか機能せずにロングシュートで失点もしたが、後半には全体が連動するようになってFW小泉佳穂が同点ゴール。アウェーゴールを奪いつつ引き分けに持ち込んだ。
ロドリゲス監督は「後半はしっかり修正ができて、良いプレーができた。同点ゴールも含め2点目に近い展開まで近くまでもっていけたと思う。セレッソ側に決めてもおかしくないシーンがあったのも事実なので、そこは改善点。ただチームは非常によくプレーをしてくれた。わずかに我々にアドバンテージがあると思う。日曜日(25日)の試合では切り替えて最大限の力を出してプレーをして勝利をしたい」と、今季C大阪との3試合目にして初ゴールを奪った後半に手応えを感じたようだ。
また、この試合の後半に小泉からFW江坂任の交代を行った際には、小泉が強いリアクションを取ってロドリゲス監督がベンチ前で話す場面があった。小泉は「交代させられた時に納得いかない部分もありましたが、そこは話して解決したので問題ないかなと思う。僕が勝手にテンションが上がりすぎていたというか、気持ちが熱いままベンチに戻ってしまったので、個人的に未熟だなと感じた」と話した。
指揮官も「彼は納得していない表情だったが、良いプレーをしていた。ただ足を伸ばしながらやっていて、足がつりかけていた。次もあるので交代した。交代した後にそのことを話し、お互いにそこは解決している」と、問題はないと話している。
昨季も同じ準決勝でC大阪と対戦した浦和は、ホームからアウェーという順番で敗れた。今季は逆の順番の対戦となり、7回目の決勝進出をかけてホームでのリターンマッチに臨むことになる。