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アーセナルがCLアンデルレヒト戦で守備陣崩壊 ベンゲル監督も「明らかに集中力を欠いていた」と嘆き節
ガナーズが抱え続ける問題
アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督は、UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ第4節のアンデルレヒト戦で3-3の引き分けに終わると、自らの守備陣に苦言を呈した。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じた。
ガナーズは前半25分、元スペイン代表MFミケル・アルテタのPKによる先制点で口火を切った。前半29分、チリ代表FWアレクシス・サンチェス、さらに後半13分にイングランド代表MFオックスレイド・チェンバレンが追加点を挙げた。
ほぼ試合を手中に収めたはずだったが、悲劇はそこから始まった。後半16分にゴールを許すと、そこから歯止めが効かなくなってしまう。反撃ののろしを上げたアンデルレヒトに後半27分、45分と立て続けに失点を喫した。土壇場で勝ち点2を失う結末となった。
フランス人指揮官は、3点差を追いつかれてしまう展開に怒りを抑えきれなかった。試合後のインタビューに崩壊した守備陣について険しい表情で口を開いた。
「この結果には、非常にがっかりしている。守備面において、最初から最後まで脆弱だった。私たちは少しばかり不運だった。相手の1ゴール目はオフサイドだったからね。しかし、言い訳できる状態ではなかった。私たちは、大量得点をして既にこの試合は終わったものだと決めつけてしまっていたよ。明らかに集中力を欠いていた」
1次リーグ第4節を終えて4試合で7失点と、守備面が安定しているとは言いがたい。毎年課題として挙げられる守備陣ではあるが、いまだ改善の兆候は見られず。それも足かせとなり、プレミアリーグの優勝レースに最後まで残ることができずにいる。
リーグ戦、CLともに真の優勝候補として名乗りを上げるには、ディフェンスという壁を避けては通れない。その壁を名門ガナーズは、今年こそ乗り越えられるのかどうか、その行方を見守りたい。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images