ソシエダ久保建英の序盤戦総括…「身を粉にして助ける」新境地 地元紙チーム2位の高評価、現地記者が感じた大きな変化とは?
今季の目標は「得点とアシストで計20ゴール」 順調に勝ち抜けば残り50試合以上
久保は今季開幕前、「得点とアシストで計20ゴール」と目標を掲げていた。それは非常に高いハードルではあるものの、ここまで公式戦8試合で1得点2アシストを記録していることを考えると実現可能な数字なのかもしれない。
ソシエダがすべての大会を順調に勝ち抜いていった場合、久保にはまだ50試合以上残されているため、このままアルグアシル監督の下、着実にステップアップしていけば目標が現実となる可能性もあるだろう。
いずれにしても久保には今、W杯のレギュラー獲りに向けた最後のテストマッチが2試合残されている(9月23日のアメリカ代表戦、27日のエクアドル代表戦)。ソシエダでここまでに培ってきた新たな能力を日本代表で発揮できるかどうかが大きな鍵となるだろう。
◆久保建英:今季8試合(先発6試合)1ゴール2アシスト
08.14 第1節 カディス ○1-0 【久保:78分プレー、1ゴール】
08.21 第2節 FCバルセロナ ●1-4 【久保:69分プレー】
08.27 第3節 エルチェ ○1-0 【久保:78分プレー】
09.03 第4節 アトレティコ・マドリード △1-1 【久保:19分プレー】
09.08 EL第1節 マンチェスター・ユナイテッド ○1-0 【久保:78分プレー】
09.11 第5節 ヘタフェ ●1-2 【久保:45分プレー】
09.15 EL第2節 オモニア・ニコシア ○2-1 【久保:29分プレー、1アシスト】
09.18 第6節 カディス ○2-1 【久保:81分プレー、1アシスト】
※EL=ヨーロッパリーグ
(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。