開幕前に感じた成長の“最後のチャンス” 久保建英、ソシエダでの充実の時間に手応え「期待されていることができている」
「ムンド・デポルティーボ」紙がコメントを伝える
日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間9月18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節でエスパニョールと対戦し、2-1で勝利した。今季は公式戦8試合で1ゴール2アシストを記録しており、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によれば、「期待されていることができていると思う」と語っているという。
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レアル・ソシエダは前半17分、久保はエスパニョールGKアルバロ・フェルナンデスにバックパスが出ると、左サイドから猛然とプレスをかけに行く。フェルナンデスのボールコントロールが大きくなると、走り込んだ久保は先にボールを突く。残った足をフェルナンデスに蹴られる形となり、ピッチに倒れ込んだが、ボールの先にセルロートがいたため、プレーは続行。セルロートは無人のゴールにシュートを決め、チームに先制点をもたらした。
9月15日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節オモニア・ニコシア戦(2-1)でもアシストを記録していた久保は、2試合連続でアシストを達成。今季の公式戦の記録を8試合出場1得点2アシストにしている。
久保は2019年6月、スペイン1部レアル・マドリードと契約。その後、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカと期限付き移籍で経験を積んできた。そのなかで、最終的にレアルでプレーすることなく、今年7月19日にレアル・ソシエダへの完全移籍(レアルが保有権50%を所有)が決まった。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によれば、久保は「(今季)プレシーズン中に泊まったホテルで、これがサッカー選手としてステップアップする最後のチャンスかもしれないと思った。ほかに選択肢はないなと」と決意の移籍だったという。そして、ここまではプレーでしっかりとチームに貢献しており、「今は期待されていることができていると思う」と語っている。
これからの久保のプレーからも目が離せない。