大迫勇也、半端ない2発で“完全復活”宣言「やっと万全な状態でサッカーができる」 離脱中の悔しさも告白
後半途中から出場した大迫が2ゴール、G大阪に2-1逆転勝利
ヴィッセル神戸が9月18日のJ1リーグ第30節でガンバ大阪と対戦。後半頭から途中出場したFW大迫勇也が2ゴールをマークし、戦線復帰した一戦で2-1の逆転勝利に大きく貢献した。試合後、「やっと万全な状態でサッカーができる」と喜びを露わにしている。
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17位神戸と16位G大阪の一戦は、後半10分にFWレアンドロ・ペレイラの一撃でG大阪が先制。暗雲が立ちこめるなか、後半33分に相手エリア内で神戸FW武藤嘉紀が倒され、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックを経てオンフィールドレビューを実施し、最終的にペナルティーキック(PK)の判定となった。
大迫が決めて同点に追い付くと、後半アディショナルタイムにはG大阪のミスからカウンターを発動。相手ゴール前まで一気に攻め込むと、武藤のパスから大迫が右足を一閃し、逆転ゴールを叩き込んだ。
8月18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の横浜F・マリノス戦以来となる出場となった大迫が2ゴールをマーク。残留争いを演じる神戸は暫定で13位に浮上し、G大阪は17位に転落した。
“半端ない2発”で喝采を浴びた大迫は、「長い間怪我して、やっと万全な状態でサッカーができるので、これからはチームの役に立てるようにもっと頑張りたいと思います。名古屋戦、FC東京戦とチームはいいサッカーをしていた。前半も雰囲気は良かったですし、このまま続ければ勝てると信じてました」と振り返る。
後半から途中出場した大迫は、「前で起点になること、得点は常に求められる。そこだけを意識して、本当にゴールを取ることだけを考えてました。ヨッチがすごいナイスプレーをしてくれた。感謝したいですし、2点目もそうだし、2トップの関係で点が取れたと思います」と相棒の武藤に感謝しつつ、待望のゴールで指揮官の起用に応えた。
チームは依然として残留争いの渦中にいるなか、「本当はFC東京戦に出る予定でしたけど前日に捻挫してしまって出れずに悔しい思いをしたので、今日はその分、チームを助けられるように頑張りました。相手どうこうではなく自分たち次第。自分たちにフォーカスを当てて、もう1回見つめ直してチャレンジしたい」と語った大迫。10月1日の次節アビスパ福岡戦に向けて兜の緒を締めていた。