悲願のリーグタイトル奪還を求める声は強まる一方

　後半から出場してボール運びを落ち着かせたMF岩尾憲は「このクラブに来て感じることはたくさんある。彼らが本当に目指す世界、見たい景色はもっともっと上にあるというのを、いつも感じている。この難しい試合を引き分けたことで、後半よく頑張ったとか色々な見方の人も一定数いると思うけど、少なくとも彼らのブーイング、弾幕も含めて浦和はそうじゃないと。それを常に示してくれるので、そういった世界を作るために選手がやらないといけないこと、残さないといけない結果は明白だと思う」と話した。

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　カップ戦に強い伝統を持つ浦和はAFCチャンピオンズリーグ（ACL）を2回制し、3回目の優勝を目指す決勝進出も今季に果たした。昨季を含め天皇杯の優勝もJリーグ開幕後は2位タイの4回。ルヴァン杯（ヤマザキナビスコ杯）も2回優勝しているが、リーグ優勝は2006年の1回のみ。2ステージ制の壁に阻まれたシーズンもあったが、悲願のリーグタイトル奪還を求める声は強まり続けている。