「焦ってはいない」 酒井宏樹が代表合流へ、怪我明けのコンディションへ見解「むしろ良い流れに乗っている」

浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】
浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】

ACLでふくらはぎを負傷、復帰間もないなか湘南戦で90分フル出場

 J1浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、9月17日のリーグ第30節湘南ベルマーレ戦でフル出場。0-0で引き分けた試合後、この後に合流する日本代表について「連係の部分が大事。周りとの関係性を高めないといけない」と話した。

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 酒井は8月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント中に右下腿三頭筋(ふくらはぎ)の肉離れを発症。重傷ではなかったものの離脱し、14日のセレッソ大阪戦(0-1)の後半45分間をプレーして、中2日での90分フル出場になった。

 アウェーのレモンガススタジアムでのゲームに「ここのピッチはかなり重いので疲労はきた。まだまだ疲れはくるし、2週間休んですぐの試合で初めての90分だしこのくらいなのかなと思いつつ、まだまだなのも分かっている」と、自身のパフォーマンスに必ずしも満足していないとは話している。一方で「これは時間が解決してくれるものなので焦ってはいないし、むしろ良い流れに乗っていると思う」と現状を前向きに捉えた。

 酒井は今年1月と2月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選、中国戦(2-0)とサウジアラビア戦(2-0)にいずれもフル出場して以来の代表復帰となる。3月と6月のインターナショナル・マッチウィークは、いずれも浦和のゲームで負傷した直後で不参加。7月に国内組で臨んだE-1選手権では、酒井含めW杯出場歴のある選手を招集しないと森保一監督が明言していた。

 11月に開幕するカタールW杯では日本代表の右サイドバックとして活躍が期待される。2012年から4シーズンプレーしたドイツで行われる国際親善試合、アメリカ戦、エクアドル戦に向けて、重要なのは連係と新たなことへのトライだと話す。

「連係の部分がすごく大事になる。浦和でもそう。そこは大事にしたい。個人のパフォーマンスより、周りとの関係性を高めないと。それが僕のパフォーマンスにつながってくる。そういう部分も含め、やり取りしたい。あくまでも親善試合なので、トライするところがかなり増える。久々の仲間との代表。試すところはかなり増えると思う。それが親善試合の意味があるところ。本番に向けて準備していきたい」

 ACLの戦いでは、あらためて浦和の中でも世界基準を体現する場面を随所に見せた。本大会前、最後の代表活動期間で「酒井ここにあり」というプレーを示すことが期待される。

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