浦和DF酒井宏樹、実戦復帰も「正直がっかりした」 コンディション懸念もW杯へ自信「100でやれるつもり」

C大阪戦に出場したDF酒井宏樹【写真:Getty Images】
C大阪戦に出場したDF酒井宏樹【写真:Getty Images】

ACLでふくらはぎを負傷し離脱、C大阪戦で復帰し後半45分間プレー

 浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、9月14日のJ1リーグ第26節の延期分、セレッソ大阪とのホームゲームで後半45分間出場。0-1で敗れたゲームに「コンディションはまだまだ」と話した。

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 酒井は先月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント中に右下腿三頭筋(ふくらはぎ)に肉離れを発症。症状は重くなかったとのことだが、9月に入ってからリーグ戦を2試合欠場した。そして、このC大阪戦ではベンチスタートのところまで復帰し、0-1のビハインドで後半頭から出場となった。

 しかし、チームに貢献するダイナミックなプレーを見せようという思いとは裏腹にリカルド・ロドリゲス監督が「トレーニング自体も多くやってから試合に臨めたわけではない」という臨戦過程だったことからもプレーの質は上げ切れなかった。同様にコンディション不良からの復帰戦となったMFダヴィド・モーベルグとの縦関係もパスミスやコントロールミスも多く、指揮官は「頭でやろうとしていても身体が追いついてこない」という状態が見て取れたと話した。

 試合を終えた酒井は「復帰してからまだ全然、日が経っていないのでコンディションはまだまだ。痛みは問題ないです。多少まだ、MRI上はちょっと(負傷が)残っているんですが、問題なくプレーできる。個人的には90分やりたいけどチームとの兼ね合いはある」と自身の状態について話した。

 15日には来週から日本代表が欧州遠征するメンバーも発表になるため、そこに復帰を間に合わせたという見え方もする。しかし、酒井は「代表よりまずは浦和ですね。今日のような試合をしていたら。正直、今日はかなりがっかりした部分が多かった。個人のところも含めて。ホームで負けたのは特に悔しい」と、目の前のゲームでのパフォーマンスを出せなかった部分を悔やんでいた。

 ドイツやフランスでのプレー実績もあり、11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)では間違いなく戦力として計算される一人。森保一監督がどう判断するかは分からないが、酒井自身は「自分は100でやれるつもり。70でやって活躍できるような世界ではないので」としたうえで、「やりながら治していきたい」と今後に対する覚悟を語った。

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