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「反対だ」「言葉がない」 ボスニア・ヘルツェゴビナ、スター選手2人が11月にロシアと親善試合開催に反発
ロシアは9月にキルギス戦、11月にイラン戦も予定
ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー連盟は9月9日、同国代表が11月にロシア代表と国際親善試合を行うことを発表した。これに対して、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(インテル)、同MFミラレム・ピャニッチ(シャールジャFC)が反発をしている。英メディア「The Athletic」が報じている。
ロシアが2月にウクライナへ侵攻を開始したことを受け、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、同国代表を国際サッカーの舞台から追放している。当初、ロシアのサンクトペテルブルクで開催される予定だった2021-22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝の開催地も変更されるなど、多くの影響が出ている。
そうしたなかで、ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟は、カタールでワールドカップ(W杯)が開幕を迎える前日である11月19日に、同国代表がサンクトペテルブルクでロシア代表と国際親善試合を行うと発表し、批判を浴びていた。
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のキャプテンであるジェコも、「この試合をプレーすることには反対だ。僕は常に平和だけを求めている。僕の立場は明確なものだ。無実の人々が苦しんでいるなかで、この試合をプレーすることはない。難しい時間を過ごしているウクライナの人々と、連帯している」とコメントし、試合を決定した連盟に反対する立場を表明した。
また、ピャニッチも「この決断は良くない。言葉がない。サッカー連盟は、僕がどういう考えであるかを分かっているはずだ」と、連盟を批判して、この試合に出場しないことを示唆している。
UEFAネーションズリーグとW杯に出場できないロシアは、9月にキルギス代表、11月にはボスニア・ヘルツェゴビナ戦に加え、イラン代表との試合も予定している。今もウクライナへの侵攻が続いているなか、この試合は行われることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)