C・ロナウドは残留も2番手? マンU、昨季不発のラッシュフォード起用が推奨される理由

マンUのFWマーカス・ラッシュフォードとFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
マンUのFWマーカス・ラッシュフォードとFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

ロナウドがピッチに立つと「チームメイトたちがプレッシャーを感じる」と英紙指摘

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場機会を求めて移籍を希望していたが、最終的に残留することになった。イングランドの名門に復帰して2シーズン目を迎えたなか、クラブ内ではイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードをレギュラー起用する向きが強まっているようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。

 今季よりユナイテッドで指揮を執るオランダ人のエリック・テン・ハフ監督は、移籍市場が開いている間も、ロナウドの残留を希望するコメントを出していた。しかし、現在は2021-22シーズンに公式戦32試合に出場して5得点2アシストにとどまったラッシュフォードを重用する考えを持っているという。

「ザ・サン」紙の情報筋によれば、「監督は、マーカスにユナイテッドの一番手のストライカーになってもらい、前線から引っ張ってほしいと考えている。彼はマーカスが世界最高の選手の1人になれる能力があると信じており、試合で力を出し切ることを望んでいる。監督はいつもチャンスの際、スピードと技術を生かすように伝えていて、今シーズンは簡単に20得点は挙げられると伝えているんだ。彼らの関係性は素晴らしく、マーカスはとても幸せそうだ」という。

 ユナイテッドは、9月4日のプレミアリーグ第6節で首位アーセナルに3-1で勝利した。ラッシュフォードもゴールを挙げたこの一戦後、テン・ハフ監督は「これが本当のユナイテッドだ。アーセナルではなく、私たちが首位にいるべきなんだ」と、語っている。

 さらに、この情報筋はロナウドが先発しないことが、チームに好影響を及ぼしているとした。

「ロナウドがベンチスタートである限り、選手たちは自信を持って、自分たちのプレーを出そうとする。ロナウドがピッチに立つと、チームはプレッシャーを感じてしまうんだ。昨年はロナウドが戻ってくることになり、すべての選手が喜んだ。でも、今夏はプレシーズンに合流せず、全員が苛立った。また、ロナウドは本能でプレーしようとするけれど、テン・ハフ監督のシステムでは、それは機能しない」

 移籍市場が閉まり、ユナイテッド残留となったロナウドだが、今夏の振る舞いの影響は、自らの首を絞めることになったのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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