家長昭博は「チケット代に見合う選手」 海外メディア注目、今季Jリーグ“MVP有力候補”と絶賛
J1リーグ終盤戦で躍動、王者・川崎を牽引する36歳家長昭博にブラジルメディア熱視線
川崎フロンターレMF家長昭博は、9月10日のJ1リーグ29節サンフレッチェ広島戦(4-0)で2得点をマークしたなか、J1王者の攻撃を牽引するその働きぶりに、海外メディアから賛辞が送られている。リーグ優勝争いを演じるチームで抜群の存在感を放つ姿を評価し、「フロンターレがチャンピオンになればMVPの有力候補になるだろう」と指摘している。
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36歳の家長は、川崎で6シーズン目を迎えた今季も攻撃の主軸としてチームを牽引。一時失速した川崎が再浮上の兆しを見せ始めた7月以降、コンスタントに得点をマークし、10日の広島戦で今季リーグ戦2度目の1試合2ゴールの活躍を見せた。これで今季通算10得点目となり、キャリア最多ゴール数(11得点)の更新も視野に入る。
家長の好パフォーマンスに注目したのが、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」だ。直近のプレーについて「36歳になった現在も同じレベルでプレーしており、2022年の川崎のベストプレーヤーとして、特にこのシーズン終盤に素晴らしいパフォーマンスを発揮している」と賛辞を送り、「まるで年齢の重みをまだ感じていないかのようだ」と驚きを持って報じている。
「ホンダのかつてのライバル」と見出しが打たれた記事では、元日本代表MF本田圭佑と同じ1986年生まれで、ガンバ大阪のジュニアユース時代にライバルだったことも紹介。現在、無所属となっている本田に対し、Jリーグで躍動する家長に脚光を当て、家長が川崎へ加入した2017年以降、クラブが4度のリーグチャンピオンに輝いた事実を引き合いに、「トロフィーを積み重ね始めたのは偶然ではないだろう」との見解も記された。
そんな家長を、同メディアは「チケット代に見合うだけの価値を与えてくれる、そんな選手だ。年齢さえなければ、今頃はきっと日本代表に復帰していたことだろう」と評価。「この調子でフロンターレがチャンピオンになれば、家長もMVPの有力候補になるだろう」と2018年以来、2度目のMVP受賞も夢ではないとしていた。