“監督流出”のブライトン、20歳有望株の引き留めへ 推定市場価格は60億円まで上昇か

ブライトンMFモイセス・カイセド【写真:ロイター】
ブライトンMFモイセス・カイセド【写真:ロイター】

20歳のカイセドにはマンUやリバプール、アーセナルなど強豪が熱視線

 日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、グレアム・ポッター監督をチェルシーに引き抜かれた。これ以上の流出を防ぐべく、ビッグクラブからも注目される20歳MFの引き止めに動き始めたようだ。英紙「ザ・サン」が報じた。

 昨シーズンのプレミアリーグで9位と躍進を遂げたブライトン。今季も開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドを撃破するなど第6節終了時点で4位につけている。しかし、その快進撃を導いたポッター監督はトーマス・トゥヘル前監督を解任したチェルシーの新指揮官に就任。チームに大きな衝撃が走った。

 昨シーズンはイングランド代表DFベン・ホワイトがアーセナルへ、今夏もスペイン代表DFマルク・ククレジャがチェルシー、マリ代表MFイヴ・ビスマがトッテナムに引き抜かれるなど主力選手の流出も続くなか、同様にビッグクラブのターゲットとして注目されているのが20歳のエクアドル代表MFモイセス・カイセドだ。

 ベルギー2部ベールスホットへの期限付き移籍を終えてブライトンに復帰したカイセドは豊富な運動量と抜群のボール奪取力を生かした守備でブライトンの中盤を支えている。今夏の移籍市場ではチェルシーをはじめマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルといった国内のビッグクラブがこぞって獲得に動いていたと言われる逸材だ。

 ブライトンはこのカイセドの移籍を食い止めるべく、新契約のオファーを準備しているようだ。契約は2025年まで残っているが、カイセドのサラリーは週給1万ポンド(約165万円)にも満たない。新契約には大幅な昇給が盛り込まれることになりそうだ。

 2021年にエクアドル1部インデペンディエンテ・デル・バジェから加入した際の移籍金は360万ポンド(約6億円)だったが、今やカイセドの価値は10倍以上にも跳ね上がっていると伝えられる。

 チームを指揮するブレインのポッター監督を失ったブライトン。チームの心臓として存在感を示すカイセドまでも失うわけにはいかないだけに、いち早く動き始めたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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