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好調ジェズスはなぜ落選? ブラジル代表監督が理由を説明「ほかにチャンスを与える」
チッチ監督は「攻守のバランスをどう取るかはとても難しい」と模索段階だと説明
ブラジルサッカー連盟(CBF)は9月9日、今月23日のガーナ代表戦、同27日のチュニジア代表戦に向けたブラジル代表メンバー26名を発表した。フランスで行われる2試合は、カタール・ワールドカップ(W杯)前の最後の試合の機会になる予定だが、アーセナルで好調のFWガブリエウ・ジェズスが外れており、チッチ監督が理由を説明した。米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版が報じている。
今回のブラジル代表には、フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するFWネイマール、スペイン1部レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール、イングランド1部リバプールFWロベルト・フィルミーノ、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドMFフレッジ、同MFカゼミーロ、イングランド1部チェルシーDFチアゴ・シウバ、イングランド1部リバプールGKアリソンといった常連が招集されている一方で、ブラジル1部フラメンゴのFWペドロがサプライズ招集され、さらにイタリア1部ユベントスDFグレイソン・ブレーメル、イタリア1部ASローマDFジェール・イバニェスの2選手が初招集となった。
そのなかで、今夏、イングランド1部マンチェスター・シティからイングランド1部アーセナルへ移籍し、ここまで公式戦7試合で3得点3アシストを記録しているガブリエウ・ジェズスが選外となったことが、話題となっている。
チッチ監督は「ガブリエル・ジェズスは、素晴らしい状態にあって、結果を出し続けている。それはもちろん理解している。今回の招集は、ほかの選手にチャンスを与えるものだ。ほかの選手についても、同じ文脈にある」と、説明した。
そして、「アタッカーの数についてだが、サッカーというのは、創造して、得点を挙げ、堅く守るものだ。こうしたことをしなければ、負けることになる。このバランスをどう取るかはとても難しく、私たちはそれを探っている。アスリートの多様性は、とても重要な部分なんだ」と、W杯に向けて多くの選択肢を手にしたい意図をチッチ監督は語っている。
W杯では、スイス、セルビア、カメルーンと同じグループGに入っているブラジル。今大会でも優勝候補の一角に挙げられている南米の大国は、最終的にどのようなメンバーでW杯本大会に臨むこととなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)