「タイミングは正しかった」 ドルトムントSD、怪物ハーランドの放出に言及「重荷になっていた」
ケールSDはハーランドに感謝と評価の意を示しつつ、ほかの選手を頼りにする意向
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントのスポーツ・ディレクター(SD)、セバスティアン・ケール氏が今夏にイングランド1部マンチェスター・シティへ移籍したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの存在がクラブにとって「重荷になっていた」と明かした。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が報じている。
ドルトムントでプレーしたおよそ2年半で公式戦89試合86得点と驚異的なスタッツを残したハーランド。去就が注目された今夏の移籍市場でプレミアリーグ王者のシティに加入した。シティでも最初の7試合で12得点と変わらぬハイペースでゴールを量産している。
そんなハーランドについて、古巣ドルトムントのケールSDはチームにとってその存在が重荷になっていたと話しており、今夏の放出は適切なタイミングだったと主張している。
「我々は常にアーリングに感謝し、ドルトムントのシャツを着て成功したことを評価していた。しかし、最終的にこの問題はドレッシングルームとクラブの両方で間違いなく重荷になっていた。でも、我々にとってもシティにとっても売却のタイミングは正しかったよ。今シーズン(ドルトムントの)最初の10得点が10人の選手によって決められたことがそれを証明しているだろう」
ケールSDは、特にハーランドの去就問題が新シーズンに向けたチーム作り影響を及ぼしていたと感じていたようだ。「この問題によって準備が制限されてしまっていた。もう少し早く(ハーランドの去就について)確信が持てれば良かった。彼がいないと分かれば、ほかの選手を頼りにすることができる」とプレシーズンの動きについて振り返っている。
絶対的なエースに君臨していたハーランドがいるといないとではチームは全く別物となる。その大きすぎる存在がゆえに、クラブにとっての悩みの種となっていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)