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トルコ移籍の中島翔哉、ポルトでの“不完全燃焼”を現地紙酷評 「投資を正当化するにはほど遠い成績」
2024年6月まで契約が残るも、解除して移籍金なしで新天地へ
元日本代表MF中島翔哉は、9月8日にポルトガル1部の名門FCポルトを退団してトルコ1部アンタルヤスポルに加入することが発表された。ポルトガル紙「O Jogo」では、これがポルトにとって年俸の支払いで節約になったとする一方で「投資を正当化するにはほど遠い成績」と、中島について評価している。
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中島は2017年にポルトガル1部ポルティモネンセへ移籍すると、1年半後にはカタール1部アル・ドゥハイルへ。この際には3500万ユーロ(約49億円)もの移籍金が発生したとされる。その半年後となった2019年夏にはポルトへと移籍し背番号「10」を用意されたが、約半年後に新型コロナウイルスが世界的な問題となると出場機会を減らし、21年1月にはUAEのアル・アインへ。そこでは大きな負傷に見舞われて、夏からはポルティモネンセに期限付き移籍して1シーズンプレーしていた。
中島はポルトと2024年6月まで契約を残していたものの、このトルコ行きに際して契約解除として移籍金なしで新天地を求める形になった。「O Jogo」紙では、この経緯と中島放出についてレポートしている。
「売却の可能性が全てなくなり、再びレンタルでポルティモネンセに戻ることも否定されたあと、両者は契約を終了させることが最善であることを理解した。ポルトはチームの年俸負担を大幅に減らすことになる。私たちが収集した情報によると、節約額は850万ユーロ(約12億円)に達し、これはクラブに適応しなかった中島への給与と見られている。ポルトが2019年に行った投資の一部、1200万ユーロ(約16億8000万円)を回収する可能性をすべて失った今、取り消すことが最も合理的な解決策だった」
ポルトでの中島について同紙では「結局、37試合に出場して1ゴール、3アシストという成績に終わった。2019年にポルトがアル・ドゥハイルに中島の保有権の50%として1200万ユーロを支払った時の投資を正当化するにはほど遠い成績だ」と酷評した。
ポルティモネンセで活躍を見せていた時期には2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)へのメンバー入りも熱望され、翌シーズンからもしばらくは日本代表の攻撃の中心にもなっていた。ポルトガル屈指の名門ではいい印象を残せずに旅立つことになったが、ポテンシャルは間違いないだけにトルコで復活劇を見せることが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)