ソシエダがマンU撃破、久保が躍動…指揮官が“会心の勝利”総括 「人々に誇りに思ってもらえるチーム」
ユナイテッドとのアウェー戦で1-0勝利、久保のPK誘発パスから決勝ゴール
日本代表MF久保建英の所属するスペイン1部レアル・ソシエダは、9月8日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節で、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-0で勝利した。試合後、イマノル・アルグアシル監督のコメントをスペイン地元紙「Noticias de Gipuzkoa」が報じている。
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プレミアリーグで4連勝中と好調のユナイテッドを相手に、ソシエダは久保らが先発出場を果たす。前半はユナイテッドに押されたソシエダだったが、両チームともにスコアレスのままでハーフタイムを迎える。後半11分、ソシエダはCKの流れから久保のパスを受けた元スペイン代表MFダビド・シルバがシュート。これが相手のハンドを誘発し、PKを獲得。このPKをスペイン代表MFブライス・メンデスが決めて、アウェーのソシエダが先制した。
後半、多くのチャンスに絡んだ久保は、後半33分にベンチへ退く。ソシエダはその後もPKで得た1点を守り抜き、1-0で勝利。アウェーでの難敵とのゲームで、EL白星スタートを切ることに成功した。
試合後、アルグアシル監督は「今、世界中で私より幸せな人は、ほとんどいないだろう。だが、同時にチーム全体、スタッフ、クラブ、ファン、全員に広がっているはずだし、私と同じくらい幸せだと確信しているよ。試合前にも話したように、私たちの前には偉大なチームがいるが、私たちが自分たちのやるべきことをやれば、こうした結果も得られる。ここで勝つためには、運を含めて、すべてがなければいけないが、実際にそういう試合になった」と、試合を総括した。
そして、「私が数年前、このチームの指揮を執ることになった時、ソシエダをこうしたチームにしたいと思っていた。それは結果に関わらず、人々に誇りに思ってもらえるチームだ。今日はマンチェスター・ユナイテッドに勝利した。だが、トリノでユナイテッドに0-4で敗れた時も、チームが全力を出してピッチで戦っていたから、私は同じような気持ちだった。あの時は相手が素晴らしく敗れたが、今回は私たちが勝利できた」と、2021年2月のELラウンド32でユナイテッドに敗れた時と同じ姿勢で戦えたことに満足感を示した。
昨季はELでラウンド32に進出したソシエダだが、今シーズンはどこまで勝ち上がることができるだろうか。