浦和ロドリゲス監督、連戦へ必勝宣言 チーム編成に問題浮上も「カップ戦もリーグ戦でも結果を残したい」

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

9日のトレーニング後に定例のオンライン会見に対応

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は9月9日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、チーム内に起用できない選手が複数いる中でスタートする連戦に「いる選手たちをどうすればより良いパフォーマンスを出せるか」と話した。

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 浦和は8月19日から25日までAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメントで激闘の期間を過ごした。その後にオフを取ったものの、日本代表DF酒井宏樹は右下腿三頭筋(ふくらはぎ)の肉離れが判明し、そのほかにもACL後から今週にかけて新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手が複数いることが発表されている。

 そのため、3日の鹿島アントラーズ戦(2-2)ではACLで良い戦いを見せたメンバーとは入れ替わりがあり、先に2失点する苦しい展開を追いついての引き分けとなった。そこからさらに離脱者が出たことになり、ロドリゲス監督も「より難しい1週間になった」と状況を話している。

 一方で選手編成について「起用できない選手を考えるのではなく、いる選手たちをどうすればより良いパフォーマンスを出せるかと考えた」と話す指揮官は「その選手とポジションの特徴が合うかどうか。利き足も考える。チームの中のスモールグループで上手くいくかも考える。それが良ければ11人の総合でも調和が取れて良いプレーができるようになる。あるポジションの選手を代える、ある選手のポジションを変えるだけでも違う。そして、交代で入る選手が違いを見せられるようにすることも考える」と、その考えを話した。

 浦和は10日の柏レイソル戦、14日のセレッソ大阪戦、17日の湘南ベルマーレ戦と試合が続き、ルヴァン杯の準決勝でC大阪と戦う2試合も合わせての5連戦がスタートする。少しずつ起用できる選手が増えていく状況は予想されるものの、ロドリゲス監督は「鹿島戦に始まり、柏、セレッソと上位3チームと直接対決。鹿島戦で勝ち点3が取れなかったのは残念だが、浦和がリーグ戦を9位で終わるわけにはいかない。カップ戦でタイトルも目指すがリーグ戦でも結果を残したい」と、この状況を乗り越えることを誓った。

 ACLで力を見せた浦和は、選手層の厚さを見せて苦境を打破することができるのか。指揮官もまた、起用できる選手の組み合わせや配置に頭を悩ませることになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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