「輝ける場所を見つけた」 ELユナイテッド戦で躍動の久保建英、海外メディアが活躍を絶賛「潜在能力を秘めている」
ユナイテッド戦の後半33分まで出場、随所で好プレーを披露
スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間9月8日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループE第1節で、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドと対戦し1-0で勝利した。この試合にスタメン出場した日本代表MF久保建英は、決勝点につながるPKを誘発するなど存在感を発揮。米スポーツ専門局「ESPN」では、久保のこれまでの経歴を振り返りつつ、「ついに輝ける場所を見つけたようだ」と活躍を評価している。
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リーグ戦4連勝中と、好調のユナイテッドのホームに乗り込んだ一戦で、久保は4-4-2システムにおける前線の一角としてスタメン出場。味方からパスを引き出し前に持ち出そうと果敢な姿勢を見せたなかで、システム変更により左サイドでのプレーとなった後半には絶妙クロスから好機を演出し、同11分にはショートCKのチャンスから久保のパスを起点にPKを誘発。これで得たチャンスをMFブライス・メンデスがモノにして、ソシエダが勝利した。
後半33分に交代するまで随所で効果的なプレーを披露し、勝利に貢献した久保。リーグ開幕戦でゴールを決め、ELでもインパクトを残した日本人アタッカーに「ESPN」が注目。スペイン1部FCバルセロナの下部組織やレアル・マドリードに在籍した過去に触れながら、ソシエダでの活躍を評価している。
「バルセロナとレアル・マドリードに所属していた選手が何人いるだろうか? しかし、FIFAのルールによりリーガ・エスパニョーラの強豪(バルセロナ)を退団させられ、もう一つのスペインの強豪(レアル・マドリード)ではなかなか成功しなかったこの日本人アタッカーは、ついにレアル・ソシエダで輝ける場所を見つけたようだ。久保はまだ21歳と若く、時間は十分にある。そして、木曜日のユナイテッド戦で見せたように、彼はまだ多くの潜在能力を秘めている」
バルセロナやレアルでは思い通りのキャリアを築くことができず、レンタル移籍先でも苦しんできた久保。今季、レアルから完全移籍したソシエダでの活躍は、久保のキャリアにとって重要な1ページになることを多くのサッカーファンが期待している。