ブライトン監督“電撃退団”の影響は? チームに失望感も…元英代表MFが選手兼コーチでサポート、暫定監督が感銘「傑出した存在」

ブライトンのグレアム・ポッター監督がチェルシーへ【写真:ロイター】
ブライトンのグレアム・ポッター監督がチェルシーへ【写真:ロイター】

ポッター監督、チェルシーへの引き抜きでクロフツ氏が暫定監督に就任、MFララーナが選手兼コーチに

 日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは現地時間9月8日にグラハム・ポッター監督(→チェルシー)の退任が決まった。躍進を導いた指揮官の電撃退団直後のチームの雰囲気について、英地元メディア「サセックス・ライブ」が報じている。

 ポッター監督は2019年にブライトンの監督に就任。21-22シーズンにはチームをプレミアリーグで9位と躍進させた。今季は開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドを撃破するなどここまで4勝1分1敗で4位につけている。その手腕が高く評価され、7日にトーマス・トゥヘル前監督を解任したチェルシーの新監督に就任した。

 ブライトンはポッター監督の退任に伴い、U-21チームを率いていたアンドリュー・クロフツ氏が暫定監督に就任。ポッター監督とともにスタッフ陣もチェルシーに引き抜かれたため、U-21チームのアシスタントコーチだったシャノン・ルース氏、セットプレーコーチのニック・スタンリー氏、アシスタントGKコーチのジャック・スターン氏がクロフツ暫定監督を補佐する形に。また、元イングランド代表MFアダム・ララーナも選手兼コーチとしてチームをサポートすることが決まった。

 地元メディア「サセックス・ライブ」によれば、ポッター監督を失ったことでチームには失望感が漂っていたという。しかし、クロフツ暫定監督はそうしたなかで見せた選手たちのプロ意識の高さに感銘を受けたようだ。とりわけ選手兼任コーチという役回りを引き受けたララーナを称賛しつつ、チームの雰囲気について次のように語っていたという。

「(ポッター監督の退団について)選手たちと話したが、彼らはすぐにピッチで練習に取り組んでいた。彼らは本当のプロフェッショナルだったよ。エネルギーもインテンシティーも素晴らしく、ポジティブな朝だった。アダム(・ララーナ)とも話したが、彼は傑出した存在だった。他の選手たちに何が必要なのかを話してくれた。彼はドレッシングルームのことを熟知していて、このグループをここまで成長させる原動力となった選手だ。一流の選手であり一流の人間。これからの数日間、クラブにとって大きな存在になるだろう。彼には感謝してもしきれない」

 ポッター監督が作り上げたブライトンは今後も躍進を続けることができるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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