チェルシー新監督に浮上、ブライトン指揮官を英絶賛 「プレミアリーグで最も評価の高い若手監督」と指摘
トゥヘル前監督の後任に浮上、ブライトンの47歳グレアム・ポッター監督の招聘に注目
イングランド1部チェルシーは9月7日、トーマス・トゥヘル監督の解任を発表した。後任には日本代表FW三笘薫が所属するブライトンの47歳グレアム・ポッター監督の招聘が噂されているなか、英国メディアはチェルシーが引き抜きに動くのも納得の手腕だと報じている。
過去にボルシア・ドルトムントやパリ・サンジェルマンを指揮してきたトゥヘル監督は昨年1月にフランク・ランパード元監督(現エバートン監督)の後任としてチェルシーの指揮官に着任。同シーズンにチームをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導いた。プレミアリーグでのタイトルにこそ手は届かなかったが、UEFAスーパーカップやFIFAクラブワールドカップ優勝など多くのタイトルをチームにもたらした。
しかし、今季はここまでプレミアリーグで3勝1分2敗とスタートでやや躓き、CLではクロアチアのディナモ・ザグレブに0−1で敗れて黒星発進。この結果を受けてクラブはトゥヘル監督の解任を決断した。
シーズン序盤での電撃解任となったなか、その後任にはブライトンのポッター監督が有力視されており、すでに交渉中と伝えられている。日本代表FW三笘薫がプレーするブライトンは、開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドを撃破するなど、現在4勝1分1敗で4位につけるなど快進撃を見せており、そのチームを作り上げたポッター監督の手腕は高く評価されている。
英紙「デイリー・メール」はポッター監督について「プレミアリーグで最も評価の高い若手監督」と絶賛したうえで「ブライトンの劇的な変化を導いた。チェルシーが“ポッターボール”を求めるのも無理はない」と、ビッグクラブを率いるにもふさわしい人物と太鼓判を押している。
ブライトンを躍進に導いたポッター監督は、プレミアリーグ屈指の名門へステップアップを果たすのだろうか。また、指揮官の去就次第で今現在はベンチスタートがメインとなっている三笘の処遇にどのような変化が起こるのかも注目ポイントとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)