CLグループ初戦で敗戦の翌日、クラブが電撃解任を発表

　イングランド1部チェルシーは現地時間9月7日、トーマス・トゥヘル監督の解任を公式発表した。6日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第1節でディナモ・ザグレブに0-1で敗れた翌日の電撃解任に驚きが広がるなか、選手たちから感謝のメッセージが各SNSで発信されている。

　現在49歳のトゥヘル監督はこれまで、ドイツ1部マインツ、ボルシア・ドルトムント、フランス1部パリ・サンジェルマンなど名門を指揮し、2021年1月にチェルシーへ。2020-21シーズンには、マンチェスター・シティを破りこの年のCL優勝に導いた。昨シーズンはプレミアリーグ3位でフィニッシュし、UEFAスーパーカップとFIFAクラブワールドカップの2つのタイトルを獲得。今季はここまでリーグ戦3勝1分2敗の6位に位置していた。

　そんななか迎えたCLディナモ・ザグレブ戦で0-1の敗戦を喫すると、翌日にクラブ側が電撃解任を発表。ファンから驚きが広がるなか、選手たちからSNSでトゥヘル監督とのハグシーンとともに感謝の投稿が行われている。

　イングランド代表のDFリース・ジェイムズ、FWラヒーム・スターリング、スペイン代表MFセサル・アスピリクエタはそれぞれ、感謝の言葉と2ショット写真を投稿し、突然の別れとなった監督へエールを送った。

　次期監督について、クラブ側は「新しいヘッドコーチを任命するために迅速に行動する」としているが、海外メディアによると現在ブライトンを率いるグレアム・ポッター監督、昨季パリ・サンジェルマンを指揮したマウリシオ・ポチェッティーノ氏らが後任候補に浮上しており、その動向に注目が集まる。