22歳の町野修斗が語る、“気になる”日本人ストライカー3人 「エリア内で止まらない」と注目した欧州組FWは?
将来の夢は海外リーグ挑戦&CL出場
栗原「ところで、日本人選手が海外でプレーするのが珍しくなくなったこのご時世、Jリーグがゴールじゃない。修斗はその上のステップアップをどう見据えているの?」
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町野「小さい頃からチャンピオンズリーグ(CL)は自分の夢。今でも海外には挑戦したいと思っています。チャンピオンズリーグに出るようなクラブに行って、あの大舞台でゴールしまくりたいですね」
栗原「修斗がチャンピオンズリーグに出るようなビッグクラブに行った暁には、(現地に)招待してもらおうかな」
町野「ぜひ! 何試合でも招待させてください(笑)」
栗原「楽しみにしてるよ(笑)」
――最後に、お互いに聞きておきたいこと、伝えたいことはありますか?
町野「僕は勇蔵さんみたいに丈夫な身体になりたいです」
栗原「どこに不安があったりする?」
町野「両足首ですね」
栗原「俺もネズミ(関節内に軟骨や骨のカケラがある状態)になって、もうダメだと思ったけど、いつの間にか治ったんだよね(笑)。現役を辞めて、今は痛いところが1つもない」
町野「本当ですか? もう鉄人です(笑)」
栗原「足首はサッカー選手の職業病みたいなところがあるけど、シュンさん(中村俊輔/横浜FC)は会った時に足首がキツいと言っていた。若いうちからちゃんとケアをしていれば、少しでも長くプレーできるはず。俺は若い頃、アイシングとか治療も一切しなかった(苦笑)。いくら気を遣っても、怪我をしてしまう選手はいるからね。ただ、怪我でチャンスをフイにするのはもったいない。気を付けて活躍すればどんどん上に行けると思うから、修斗には頑張ってほしい」
町野「はい、自分の夢に向かって頑張ります!」
[プロフィール]
町野修斗(まちの・しゅうと)/1999年9月30日生まれ、三重県出身。履正社高―横浜FM―北九州―湘南。J1通算54試合13得点、J2通算32試合7得点、J3通算30試合8得点、日本代表通算3試合3得点。身長185センチを誇るとともに、多彩なシュートパターン、高い身体能力を生かしたスピードを兼備した生粋のストライカー。今年7月のE-1選手権で日本代表デビューを飾り、“ポスト大迫勇也”の1人として名乗りを上げる。
栗原勇蔵(くりはら・ゆうぞう)/1983年9月18日生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップチーム昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし、最終ラインに欠かせない選手へ成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。