“名門”東京Vが新たな挑戦! マンCも参入する「e-sports」に日本のプロスポーツ団体として初参戦へ

東京Vと契約するプレーヤーを公募へ

 この急成長を遂げるマーケットに、総合スポーツクラブを標榜し、これまでにもバレーボール、トライアスロン、フットサルなどに参入してきた東京Vが注目。欧米におけるサッカークラブの参戦の状況や日本国内での流行の兆しを見極め、新たな分野への挑戦として「e-sports」に狙いを定めたという。

 複数のゲームに参戦する予定だが、まずは『FIFA』の国際大会に参加するために、契約するプレーヤーを公募する準備を進めているという。競技するプレーヤーのユニホームはトップチームと同じデザインを採用し、すでに「e-sports」チーム向けにスポンサードを考えている企業も現れているとの情報もあり、滑り出しは順調なようだ。

 たかがゲームと侮るなかれ。「e-sports」分野屈指の国際大会ともなると、賞金総額が20億円を超える規模の大会もあるという。プレーヤーやチームの強化次第では、事業の柱としてクラブの収益拡大も見込める。日本初のプロサッカークラブを目指して1969年に設立された東京Vは、日本サッカー界のパイオニアのみならず、新たな分野でも先駆者として歴史に名を残すことができるのか。今後の動向に注目したい。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

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